米国男子ツアー

全米プロ最終日サスペンデッド後/ミケルソン「風が止むことを祈ります」

2005/08/15 09:00

フィル・ミケルソン(4アンダー/暫定首位 13ホール消化)
「14番ではパットを打つ準備は出来ていたんですが、雷が落ちるのを見て止めました。全米プロは大好きな試合ですが、やはり自分の命の方が大事ですからね(笑)。昨日も今日もスコアを落としたのは確かですが、状況は随分と違います。今日の方が難しいコンディションでのプレーです。

今日ボギーだったホールは全て寄せワンが可能なところに運ぶことができました。バンカーの右にボールが行った6番ホールでも右手前にショートした7番ホールでもピンハイ右に外した9番ホールでも全て寄せワンを計算できる場所でしたがそこからパーをセーブすることはできなかったんです。

10番ホールではティショットをミスして結局グリーンの手前から3打目を打つことになったんですがパーをセーブ出来る可能性は十分にありました。全くパーセーブが不可能という状況ではなかったですし、その後13番ではしっかりものにすることができました。

14番でもいいショットを打てましたし、この後はバーディを計算できるホールが待っているので楽しみです。コースはとても難しい設定になっています。グリーンは非常に速くなっているので、風がパットのタッチにも影響します。30センチあたり2.5センチは誤差が出るので1.5メートルのパットなら、12センチ以上もずれる計算になります。

上りのパットではそれほど気にしなくてもいよいと思われますが、下りのパットでは風を無視するわけにはいきませんからね。ロースコアが出ていないのはコースが難しいからだと思います。サスペンデッドは私にとって有利に働くと感じています。嵐が過ぎて天気が回復すると思いますし、雨が降ってくれればグリーンも少しはボールが止めやすくなると思いますしね。そうなれば残りの2ホールで私にバーディチャンスが巡ってくると思いますよ。これで今夜雨が降らず、明日の朝風が強くなったら話は別ですが、そうならないことを祈ります」