米国男子ツアー

全米オープン 開催コース紹介

2006/06/09 09:00

Hole 10番~Hole 18番

■ Hole 10番 188ヤード パー3

ミドルアイアンでグリーンを狙うこのパー3は罠がたくさんあり、平均スコアはかなりのオーバーパーになると予想されている。グリーンは砲台になっている上、おくから手前の傾斜がとても激しい。左右のバンカーにつかまったり、下りのパットを残すとボギーの可能性が高くなるので注意。

■ Hole 11番 396ヤード パー4

比較的距離の短いパー4。 ティショットはドライバーを使う必要はなく、ロングアイアンで確実にフェアウェイにボールを置く選手が多いはず。左サイドにあるバンカーに気をつけること。 グリーンは左右のバンカーがきっちりガードしている。バンカー越えのピンは難しいがグリーンを狙うクラブがショートアイアンになるため、高い球で攻めていきたい。

■ Hole 12番 640ヤード パー5

距離の長いパー5。 一つ前のティグラウンドを使い571ヤードとしてプレーする日もあると予想される。 全体的には右から左に曲がっていくホールとなる。2打目は右センターに刻んでくるとグリーンへのアングルがよくなる。2打目を左に打つと深いラフと大きな木があるので危険。このホールには9個のバンカーが配置されている。

■ Hole 13番 214ヤード パー3

風の方向やピンの位置によってクラブ選択が変わるが、グリーンを外すとパーを拾うのがとても難しいパー3。右サイドに2つ、左に1つのバンカーがグリーンをガードしている。グリーンの手前の部分は強い受け傾斜になっていてボールが戻ってしまう可能性がある。横風が吹くとグリーンに乗せるのが更に難しくなる。ここも「3」はグッドスコア。

■ Hole 14番 458ヤード パー4

軽く左にドッグレッグしていくパー4、ボールの落としところが見えないブラインドティショットとなる。理想は左のバンカーを越えていくティショット。右打ちの選手だとドローボールが有利。グリーンはここも砲台になっていて左奥から右手前に傾斜している。手前からの上りのパットを残したい。

■ Hole 15番 416ヤード パー4

ティグラウンドから300ヤード弱地点に小川が横切っているパー4。長いホールではないのでアイアンでティショットを打つ選手が多いはず。少し長いセカンドショットとなるがマウンドの上からフラットな場所へ2打目を打つ選択と、クリークの近くまで進めて短い距離となるが少し左足下がりのライから打つ2つの選択がある。グリーンのアンジュレーションは激しくパットを沈めるまで油断ができないホール。

■ Hole 16番 478ヤード パー4

距離が長く難度の高いパー4。ホールは右から左にドッグレッグしていく。右から左に曲がるショットが打てると有利だが左のラフに入れてしまうとグリーンは狙えないので注意。大きな木がせり出しているためスタイミーとなる。グリーンは奥から手前の受け傾斜となっている。

■ Hole 17番 449ヤード パー4

16番とは逆の左から右に軽く曲がっていくパー4。ティグラウンドに立つと右に4つのバンカーがあるが、これは問題なく越えていけるはず。グリーンを左右ガードしているバンカーが花道を狭くしている。グリーンにはマウンドのアンジュレーションもあり、しっかり読み切る力、スピード感などデリケートなタッチが要求される。

■ Hole 18番 450ヤード パー4

フィニッシングホールは左にドッグレッグするパー4となる。右サイドにあるバンカーからドローボール(右打ティの選手)が打てればベストポジション。グリーンは砲台になっていて奥から手前に強い受け傾斜となっている。グリーンの手前にショートするとボールは転がり落ちてしまうので注意。このコースの中でも一番難しいとされるこのグリーンをどのように攻略してくるか。

解説:アンディー和田

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