米国男子ツアー

全米オープン 開催コース紹介

2006/06/09 09:00

Hole 1番~Hole 9番

■ Hole 1番 450ヤード パー4

スタートホールは軽く左にドッグレッグするパー4。ティショットの落ちるところにバンカーはないが、左右のラフは厳しい。グリーンの周りは4つのバンカーがガードしている。手前に2つと左右に1個ずつ。グリーンは奥から手前の傾斜が強いので、手前から上りの3打目を残したい。

■ Hole 2番 453ヤード パー4

2番は軽く右に曲がっていくパー4。ティショットは左サイドにあるバンカーも避ける必要があるが、右のラフに入れてしまうと、せり出している木が邪魔になり2オンが狙えない。ティショットを確実にフェアウェイに置くことが、このホールの戦略の鍵となる。グリーンは左手前から右奥に広がっていく。両サイド手前のバンカーがグリーンをガードしているが、特に右のバンカーは深いので注意が必要。

■ Hole 3番 216ヤード パー3

少し打ち上げていく難度の高いパー3。グリーン両サイドをガードしているバンカーが効いていて入り口を狭くしている。ロングアイアンの距離と正確性の両方が要求される。グリーンは奥から手前に受け傾斜になっている。左手前のピンの位置が一番難しいといわれる。4日間の平均スコアはオーバーパー、3.2か3.3ぐらいになると予想される。

■ Hole 4番 469ヤード パー4

4番はティショットの落としどころが見にくいブラインドホール。軽く左にドッグレッグしていくので右打ちの選手にとってはドローボールを打てると有利になるはず。両サイドのバンカーは250から260ヤードで越えてくるので気にはならない。グリーンは比較的アンジュレーションが少なめの形状なので、うまく2オンしてくるとバーディチャンスとなる。グリーン手前両サイドにはうまくバンカーが配置されガードしている。

■ Hole 5番 515ヤード パー5

5番から7番までの3連続ホールは比較的易しくチャンスホールとなる。5番はパー5としては距離が短い設定なので確実にフェアウェイにティショットを置ければ、2オンのチャンスがある。ホールは少し右から左へ曲がっているが、フェアウェイの傾斜は左から右に傾いている。左サイドには大きな木があり、右サイドには2つのバンカーがある。グリーンの手前には3つのバンカーがあるので、2オンを狙うときは高い球が要求される。

■ Hole 6番 321ヤード パー4

距離の短いパー4。グリーン右手前には深いバンカーや左と奥には小川が流れておりトラブルが多いが果敢に攻めてワンオンを狙う選手もいるはず。このホールのラフは特に深い設定にする可能性が多いのでフェアウェイやグリーンを外すとバーディチャンスのホールが簡単にボギーとなってしまうので注意も必要。

■ Hole 7番 162ヤード パー3

ウイングドフットに4つあるパー3で一番距離が短く、易しいといわれるパー3。ショートアイアンでグリーンを狙うことになる。グリーンは砲台になっているが、比較的フラットになっている。バックスピンがかかりすぎると戻ってきてしまうのでスピンのコントロールも大事となる。

■ Hole 8番 475ヤード パー4

右にドッグレッグしていくパー4。右サイドから木がせり出しているため理想のティショットは軽いフェードボール(右打の選手)。左サイドに2つのバンカーがある。グリーンはアンジュレーションが激しくとても難しい。

■ Hole 9番 514ヤード パー4

パー5のような514ヤードというこのホールはパー4。これまでの全米オープンの歴史の中でももっとも長いパー4設定になっている。真っ直ぐ進んでいくこのホールにはクロスバンカーはないが、5つのバンカーがグリーンをガードしている。花道は開けているので手前から転がして攻める選択もある。グリーン上にはマウンドがありピンの位置次第では2パットで収めるのが難しくなるケースもある。

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