今日の日本人選手/日本勢は揃って出遅れる展開に! 明日の巻き返しに期待
今季、国内外で活躍を続けている片山晋呉、今田竜二、谷口徹の3人が参戦し、上位進出への期待が膨らむ中でスタートした「全米プロゴルフ選手権」。しかしその初日は、3人にとって厳しい展開となってしまった。
ただ一人午前組からスタートした片山は、出だしの10番をパー、11番パー3でバーディを奪う上々の滑り出し。12番でボギーを叩くも、続く13番でバーディを奪い返す。しかし、直後の14番から4連続ボギーとしてしまうと、日本随一のショットコントロールを持ってしても流れを引き戻すことはできなかった。後半では3ボギーとスコアをさらに崩し、2バーディ、8ボギーの「76」。6オーバーの103位タイとして、出場3大会連続の予選通過に黄信号が灯ってしまった。
日本ツアーで賞金王争いをリードする谷口徹は、序盤からボギーが先行してしまう。1番からスタートした谷口は、前半だけで4ボギー。復調の糸口が見えないまま、14番パー3ではダブルボギー、16番、17番でも連続ボギーと順位を下げ続けてしまう。もっとも難度が高いとされる最終18番では意地のバーディを奪うが、7オーバーの116位タイでフィニッシュ。過去4回出場してすべて予選落ちに終わっているというジンクスが、再び谷口を不調へと導いてしまったようだ。
今季は好調なプレーを続け、今大会初出場を遂げた今田竜二は10番ティからのスタート。11番パー3でバーディを奪い順調なデビューを果たしたかに思われたが、続く12番をボギー、13番をダブルボギーとして急落。その後はバーディを奪うがボギーも叩く出入りの激しい展開となり、計3つのダブルボギーを叩く荒れよう。ショートパットを外すミスも目立ち、8オーバーの126位タイと大きく出遅れてしまった。
早くも予選カットラインを見据えなければならない展開となってしまった日本勢だが、明日は谷口と今田はスコアを伸ばしやすい午前組のスタート。片山も予選通過ラインにさほど遠くない位置にいるだけに、巻き返しに期待したい。