欧米両ツアーで賞金王
今季初めに米ツアー「メルセデス選手権」で優勝したセルヒオ・ガルシアは、その直後に米ツアーと欧州ツアー両方の賞金王になるという目標を掲げた。実際シーズン終わりに来てみるとガルシアはその目標から遠い位置で終わっていたが、やはりそれは不可能なのか?いや、実は条件をクリアしていないために正式な記録にはならないが、今季で3度目の両ツアー賞金王制覇を成し遂げてしまっている人がいる。その人とはタイガー・ウッズだ。
欧州ツアーの賞金ランク対象者となるには、11試合以上参戦する必要があるが、8試合しか出場していないため対象外となっているものの、タイガーが欧州ツアーの賞金ランキングに名を連ねたらダントツのトップ。
タイガーは4,578,630ユーロも稼いでおり、正式ランキングのグーセンが2,857,968ユーロで、約172万ユーロの差。2位のハリントンに関しては2,834,849ユーロなので、約174万ユーロの差をタイガーにつけられていることになる。
タイガーは4年連続で米ツアー賞金王。そして今年は2位のミケルソンに250万ドル以上の差をつけた。この理由は、4大メジャーとWGC(世界ゴルフ選手権)の4試合に関しては両ツアー共通の賞金となるからだ。
正式記録ではないが、タイガーは1999年と2000年にも金額的には両ツアーの賞金王で、2001年も欧州では2位という計算になる。タイガーが欧州であと数試合出ていれば、両ツアーでの賞金王は確実だった。
他に両ツアーに参戦して、限りなく両ツアー賞金王に近いのがアーニー・エルス。米ツアーでは5位、欧州ツアーでは3位と素晴らしい成績。しかしそのエルスは「ボルボマスターズ」を欠場。欧州ツアーの賞金王レースには参加しなかった。
◇米ツアー&欧州ツアーの合計賞金総額ランキング
1位:$7,342,515=タイガー・ウッズ
2位:$4,311,971=フィル・ミケルソン
3位:$4,005,044=ビジェイ・シン
4位:$3,871,021=アーニー・エルス
5位:$3,461,794=デビッド・トムズ(欧州ツアー参戦せず)
6位:$3,368,897=レティーフ・グーセン