E.エルス 全英オープンを振り返る:ザ・ゴルフ・チャンネル独占インタビュー
2002/07/30 09:00
アーニー・エルス
「タイガーのグランドスラムを止めた男と言われるが、そんなことは正直どうでもいい。僕はどうしてもこの全英オープンというメジャーが欲しかったんだ。タイガーが世界のナンバー1であることは変わりない。きっと全米プロ選手権でもちゃんと優勝争いに入ってくるだろう。でも僕が全英オープンを優勝できたことで、他の選手にも希望が出てきたと思うよ。ミケルソンとか他の選手に、たとえタイガーが参戦していてもメジャーで他の選手が優勝するチャンスがあるということを僕が実演して見せた感じだ。もちろんタイガーがメジャーで優勝する可能性が一番高いけど、でも他の選手にもチャンスはある。それにゴルフというスポーツは、たとえタイガーでさえ人間であることを知らしめるような過酷なゲームなんだ。前回メジャーをとってから5年間、ビジェイ・シンやレティーフ・グーセンなどの友人たちがメジャー制覇を成し遂げてて、僕にもチャンスがあると示してくれていたけど、どうにも勝てなかった。でもやっとこの優勝で前に進める。5年前と違って、今は結婚もして家族もいる。今まで自分にストイックになりすぎていたけど、この優勝で自信をもって以前のようなプレーができるようになると思うよ。これからのキャリアが楽しみになってきた」