米ツアー選手から学ぶパット講座
米ツアーを舞台に戦っているグラント・ウェイト。米ツアーの中でも他の選手達にその美しいスイングで高く評価されているプレーヤー。しかしパターに持ち替えた途端に自分でも嫌になるくらい下手になってしまうという。
グラント・ウェイト
「ドライバーでカットボールを打って狭いフェアウェイのど真ん中290ヤード地点を狙って打てるのに、1メートル弱のパットがラインに乗せられない。完全にメンタルなものなんだ。体力とか技術との問題じゃないよ。様々なスポーツ精神科にも相談にのってもらったけど、どうにもならない」
すでに米ツアー10年選手のグラント・ウェイトだが、2000年にパットで55位になって以来、それ以降は115位以内にも入れないほどパットについては苦労している。昨年の賞金ランキングは152位となってしまっており、今季は過去の米ツアー優勝者という資格だけで制限された中でのツアー参戦になっている。
グラント・ウェイト
「左手のみ、長尺パター、ベリーパター、クロスハンド、ありとあらゆるパターも試したよ」
ケニー・ペリー
「彼は素晴らしい技を持っているんだ。だけどパットが決まらなきゃスコアにならない。そのパットの苦手意識が常に頭の中にあるみたいだ。彼はパットが下手だというけど、それは間違い。本人の思い込みだよ」
スティーブ・フレッシュ
「私もずっと苦労していたんだけど、最近ではバスケットボールでシュートする感覚を思い出しているんだ。バスケでは常に動いていて、パスをもらってゴールにシュートするときにいろいろ考えないでしょ?パットで悩む人はいろいろ考えすぎだと思う」
ポール・エイジンガー
「あまり完璧主義になりすぎるとパットなんて打てない。失敗したときのことが頭に浮かんじゃって手が動かなくなるんだ。グラント・ウェイトは頭が良すぎて考えすぎているのでは?」
ブラッド・ファクソン
「私はパットが得意って言われているけど、それは結果を気にしないようにしているから。失敗してもかまわない気持ちでパットしている」