日本人選手は大苦戦!池田勇太は3日目に望みをかける
中国・上海にあるシャーシャンインターナショナルGCで開催されている世界ゴルフ選手権の第4戦「WGC HSBCチャンピオンズ」2日目、初日に5アンダーでまわり3位タイ発進と好発進をした池田勇太は、3オーバーとスコアを落とし、平塚哲二らと並んで通算2アンダーの25位タイとなっている。
4番でボギーが先行した池田は、5番をダブルボギーとしたあと、8番、9番で連続ボギーを叩き、前半で一気に5オーバーと初日の貯金を使い果たしたが、後半は14番と18番でバーディを奪い、通算2アンダーまでスコアを戻した。「ショットは引き続き良いが、パターが入ったか、入らなかったかの違いですかね。明日に向けて、特に変えなければいけないことは何もない。明日はスコアを伸ばせるだけ伸ばしたい」と明日への抱負を語った。
通算3アンダーの9位タイと好位置でスタートした宮本勝昌は、出だしの10番でダブルボギーを叩くなど、3オーバーでまわり、通算イーブンパーで40位タイとなっている。「ショットの調子が良いだけに、出だしからバタバタしてしまい、くやしいです。試合前の練習場では、フィル・ミケルソンと向かい合わせだったり、近くにタイガー・ウッズや、リー・ウェストウッドなど世界ランク上位者がたくさんいて、自分も上手くなった気がしていたのですが、コースでは実力通りでしたね(笑)」と試合後に冗談まじりに語ったが、「明日はアンダーパーでまわりたい」と練習場に向かった。
引き続き首位を守ったのは、2アンダーでまわり、通算9アンダーとしたフランチェスコ・モリナリ。「昨日とは違ってパーセーブするのが難しいと感じた中、なんとか2アンダーでまわれたことは上出来」と語った。同じく2アンダーでまわったウェストウッドが2位に続き、3位タイには8バーディ、1ボギーの通算7アンダーとスコアを伸ばしたエルスが続いている。「昨日のプレーでパットの調子が悪かったので、ちょっと長めのシャフトのパターに変えたことがよかった」と語り、一緒にまわったタイガーの調子については「今日のプレーは良かったし、全盛期のタイガーとまではいかないが、かなり調子をあげてきていると思う」と語った。
一方、イーブンパーでまわり、スコアをのばせず通算4アンダーの9位タイで終わっているタイガーは「ピンの位置が難しかったので、少し手こずったが、今日はエルスのようにこの状況の中でも、果敢にピンを狙っていけた選手がスコアを伸ばせたと思う」と、語った。
その他の日本勢では、石川遼が通算1アンダーで33位タイ、松村道央が通算1オーバーで47位タイ、園田峻輔が通算5オーバーで62位タイ、藤田寛之が通算6オーバーで66位タイ、丸山茂樹は棄権となっている。