米国男子ツアー

向かい風のバックナイン攻略法はあるのか?!

2004/07/15 09:00

全英オープン

フロントナインがダウンウィンド、いわゆるフォローの風でさらに距離が短く感じるロイヤル・トゥルーン。魔の8番ホールを除けば、バーディチャンスが溢れる易しい9ホール。タイガーも「最も易しいフロントナイン」と語っていた。

しかしバックナインに入るとコースが牙を剥く。向かい風の上に長距離、選手達からは「まるでパー5が8つでまともなパー4が1つといった難しさ」だと嫌がられている。

アダム・スコット
「悲惨だね。とにかく長い。何ホールかはさらに距離を伸ばしているしね。それにコース特有の風が吹いたら、グリーンへは2番や3番といったロングアイアンで打つしかない。さらに風がきつく左から吹かれてしまうと、もうロングアイアンはコントロール不可能になる」

セルヒオ・ガルシア
「10番で4番アイアン、11番で2番アイアン、13番で3番アイアン、14番で4番アイアン、15番で3番アイアン、17番と18番で2番アイアン。これで分かるように厳しいんだ。でも条件はみんな一緒だから。僕はツアーの中でも飛ばない方じゃないからね。僕より飛ばない選手はもっと苦労すると思うよ」

ジェリー・ケリー
「フロントナインでは580ヤードのパー5にドライバーと4番アイアンで攻められるのに、バックナインでは480ヤードのパー4にドライバーと3番ウッドで打たなければならなかった。厳しいよ」