米国男子ツアー

GDO編集部が選ぶ2023年の10大ニュース<海外男子編>

2023/12/29 16:06
2023年の海外男子ニュースを振り返る

2023年にGDOが配信した全ての記事の中から、編集部が独自に10大ニュースを選出。全5回にわたり、ことしのゴルフ界を彩ったホットな話題を振り返る。第3回は海外男子編。

10位:ビクトル・ホブランが最終戦を制して初の年間王者に

ビクトル・ホブランが初めて年間王者に輝いた(Mike Ehrmann/Getty Images)

PGAツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」を年間ポイントレース(フェデックスカップランキング)2位で迎えたビクトル・ホブラン(ノルウェー)が制し、前週のプレーオフ第2戦「BMW選手権」に続く2週連続優勝を達成。ランク1位に立っていたスコッティ・シェフラーを逆転して自身初の年間王者に輝いた。

9位:“飛ばないボール”の基準を2028年から採用

USGAとR&Aが“飛ばないボール”の導入に踏み切る

ゴルフのルールを統括するR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)が総合飛距離基準(ODS)の下でゴルフボールの適合性テストの条件を更新し、2028年1月から適用すると発表した。

新条件の下で開発された“飛ばないボール”を使うと、PGAツアーなどのロングヒッターは1Wで13~15yd、平均的なツアープロや男子競技ゴルファーは9~11yd、平均的な女子選手は5~7ydの飛距離ダウンが見込まれる。一方、一般的なアマチュアゴルファー(平均ヘッドスピードで男性41.57m/s、女性32.19m/s)の飛距離ダウンは5yd以下にとどまる見込み。

8位:ブルックス・ケプカが「全米プロ」3勝目

ツアー史上6人目の大会3勝目を飾ったブルックス・ケプカ(Kevin C. Cox/Getty Images)

5月のメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」で、ブルックス・ケプカが首位スタートの最終日に「67」をマーク。逃げ切りで2018、19年大会に次ぐ大会3勝目、メジャー通算5勝目を挙げた。

大会3勝目はツアー史上6人目。勝利数でジーン・サラゼンとサム・スニードに並び、タイガー・ウッズの4勝、最多となるジャック・ニクラスとウォルター・ヘーゲンの5勝に迫った。

7位:石川遼がPGAツアーで7年ぶりのトップ10

石川遼が日本開催の「ZOZO」で4位。PGAツアーで7年ぶりのトップ10入りを果たした

日米ツアー共催の10月「ZOZOチャンピオンシップ」で石川遼が日本勢最高の4位に入り、2016年10月の「CIMBクラシック」(10位)以来となるPGAツアーでのトップ10入りを果たした。最終日には4日間での自己ベスト「67」をマークするなど、日本のゴルフファンを沸かせた。

6位:ジョン・ラームが「マスターズ」初優勝

ジョン・ラームがオーガスタでメジャー2勝目を飾った(Andrew Redington/Getty Images)

4月のメジャー初戦「マスターズ」で、2打差を追って最終ラウンドを出たジョン・ラーム(スペイン)が「69」で回り、2位のフィル・ミケルソンとケプカに4打差をつけて初のグリーンジャケットを獲得した。

ラームのメジャータイトルは21年「全米オープン」に続き2つ目で、スペイン勢の優勝はセベ・バレステロス(1980、83年)、ホセ・マリア・オラサバル(94、99年)、セルヒオ・ガルシア(17年)に続く4人目となった。

5位:金谷拓実がアジアンツアー初優勝≫
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