2021年 全英オープン

「僕のドライバーは最悪」デシャンボーがブチ切れも…後に謝罪

2021/07/16 12:35
初日はドライバーショットに苦しんだブライソン・デシャンボー(Keyur Khamar/PGA TOUR via Getty Images)

◇メジャー第6戦◇全英オープン 初日(15日)◇ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)◇7189yd(パー70)

飛ばし屋ブライソン・デシャンボーがブチ切れた。4バーディ、5ボギーの「71」でプレーし、1オーバー74位で初日を終えたが、「フェアウェイの真ん中に打てればいいのだけど、今の僕のドライバーは最悪だ」とコメントした。

フェアウェイキープ率は29%(4/14)と落ち込み、全英特有の深いラフに苦しんだ。

「自分にとって(ドライバーの)フェースが良くなくて、いかにミスヒットに強くするか改善を続けているところ。ずっと前から言っているように、僕はカミソリの刃の上で生きているようなものだ。ドライバーを打ってもラフに入ると、(フライヤーのために)ウェッジで距離感をコントロールできないんだ」

出だし1番でボギーをたたいたが、7番(パー5)でバーディ。しかし、8、9番と連続でボギーとスコアを落とした。

デシャンボーがプロ転向した5年前から用具契約を結んでいるコブラ社はGolfWeekの取材に対し、「ブライソンがあんな馬鹿げたことを言うのは本当につらい。彼はこれまで一度も満足したことはないんだよ。8歳の子どもが怒るようなものだ」と答えた。

ただ、時間を経て冷静になったのかデシャンボーは自身のInstagramでラウンド後のインタビューを謝罪した。

「きょうの発言はとてもプロとは思えないものでした。スイングに対する不満と感情が爆発してしまったんです。本当に深く反省しています。コブラとは5年以上、一緒に仕事をしていますが、彼らは素晴らしいクラブを作っていますし、私にとって家族のようなものです」

3月「アーノルドパーマー招待」で優勝も、その後10試合でトップ10が2度。2週前の「ロケットモーゲージ・クラシック」では予選落ちと状態が落ち込んでいたのもクラブへの八つ当たりにつながったようだ。世界ランキング6位の2日目からの巻き返しに期待だ。

2021年 全英オープン