米国男子ツアー

6シーズンぶりの“日本人王者”が誕生する日も近い/2008年チャンピオンズツアープレビュー

2007/12/25 16:14

チャンピオンズツアーの2008年シーズンはここ数年賞金王争いを繰り返しているジェイ・ハースローレン・ロバーツの活躍が予想される中、50歳になったベルンハルト・ランガージョン・クックスコット・ホークなどが出場試合数を増やし、チャンピオンズツアーに専念することがあればかなり面白い争いになるであろう。2007年秋に50歳になったジェフ・スルーマンや、2008年2月に50歳になるイアン・ウーズナム、9月にシニア入りするサンディー・ライルなどのメジャーチャンピオンの活躍も気になるところだ。

2007年度は、準メンバー資格を持っていた尾崎直道が賞金ランク19位で堂々のシード選手になっている。大会前のマンデー予選から勝ち上がり、出場資格を得て粘り強くトップ10フィニッシュを重ねていった「マムシのジョー」は、平均合計パット数でツアー1位(28.10)、パーオンホールの平均パット数部門では2位(1.720)と、長尺パターが冴え渡った。トップ10フィニッシュが10回、中でも7人のプレーオフに食い込んだ「ボーイングクラシック」がベストフィニッシュという結果だった。 2008年シーズンは賞金シード選手ということで、自分が出場したい試合にエントリーできスケジュール作りがだいぶ楽になると共に、プロアマの義務負担も2試合から1試合減る。試合に集中しやすい環境づくりができるので、尾崎直道の活躍が非常に楽しみだ。

また、生涯獲得賞金の枠から参戦できる青木功と、準メンバー資格の倉本昌弘など3選手が出場となる2008年チャンピンズツアー。日本人選手の優勝は、2002年に青木功が記録した「インスティネット クラシック」以降、途切れる時期が続いている。6シーズンぶりとなる日本人選手のチャンピオンズツアー優勝という嬉しいニュースが、届く日も近いような気がする。