2016年 TOTOジャパンクラシック

規格外!今季ブレーク20歳アリヤの全番手飛距離はこうだ

2016/11/03 20:04
姉のモリヤと最後の練習ラウンドをこなしたA.ジュタヌガン(左)。今大会注目の1人だ

◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 事前情報(3日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城)◇6646yd(パー72)

米国女子ツアーから賞金上位43人が出場する今大会で、世界ランク2位につける20歳のアリヤ・ジュタヌガン(タイ)が日本デビュー戦を迎える。7月の「全英リコー女子オープン」でメジャー初制覇を遂げたほか、今季これまで5勝を挙げるなど大ブレーク中だ。

残り3試合に迫った今季米ツアーの主要タイトル争いでは、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーと年間ポイント争いで1位をキープ。いずれも2位で追う世界ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)を抑え、初タイトルが目前まで迫っている。

横峯さくらと同じ、2015年から米ツアーに本格参戦。同年は未勝利に終わったが、今年の躍進について「一番変わったのはメンタル。ポジティブに考えながらプレーできていることが、去年との違い」と説明した。

世界屈指を誇るパワーも大きな武器の1つだ。キャディ曰く、1Wは「今季は5試合ほど」しか入れていないクラブセッティングにも、その一端が現れている。今週も1W抜きでプレーする予定だという。

ウッドは3Wのみで、キャディが明かすその平均飛距離は265yd。その他はアイアンとウェッジが並び、2I(245yd)、3I(225yd)、4I(205yd)、5I(190yd)、6I(170yd)、7I(160yd)、8I(150yd)、9I(140yd)、PW(130yd)、50度(120yd)、56度(110yd)、60度(85yd)という構成だ。

開幕前日は、姉のモリヤ・ジュタヌガンと2人で9ホールをプレー。「フェアウェイキープが大事なコースだと感じているので、ティショットのマネジメントをしっかりやっていきたい」。戦略に基づいた1W封印と規格外のパワーに注目したい。(茨城県小美玉市/塚田達也)

2016年 TOTOジャパンクラシック