「良いポジション」野村敏京、マイペースの17位から追い上げへ
2016/08/19 07:09
ブラジル・リオデジャネイロのオリンピックGCで行われた五輪女子ゴルフの2日目、野村敏京は3バーディ、1ボギーの「69」(パー71)で回って通算4アンダーとしたが、順位は初日の11位から下げて、17位とした。
初日の平均ストロークは「71.800」。2日目は「70.083」。「63」で回ったステーシー・ルイス(米国)を筆頭に、穏やかなコンディションとなった2日目は好スコアが続出した。「もっと伸ばしたい気持ちはあった」という野村だが、「初めてのオリンピックで今日もアンダーパーで終わった。大きなミスもなかったし、明日も明後日もある」と、ラウンド後の表情は明るかった。
ボギーは2打目をグリーン奧にこぼしてアプローチを寄せきれなかった2番だけ。13番では3mのパーパットをねじ込むなど、ミスによるダメージは最小限に食い止めた。
前日、ショートパットを外した11番では2打目を50cmにつけてバーディとした。「リベンジしました。悔しくて」と、はにかんだ野村。最終18番もバーディで締めて「良かったです」とうれしそうに微笑んだ。
「今日は大きいミスもなかったし、ショットもまあまあ良かった。パットも調子良かったけど、ただラインが切れたり、切れなかったりした。でも重要なときはよくパットが入ってくれたので、そのことを考えたら今日のパットは良かったですね」
首位とは6打差で残り2日を迎えるが、「良いポジション。今日も落ち着いてできたし、今の調子で行ったら良い成績で終わると思う」と野村は自信をのぞかせた。明日は「最低4アンダー」とムービングデーの追い上げを誓った。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)