2013年 ウェグマンズLPGA選手権

メジャー第2戦は例年以上の難セッティング 宮里藍「針に糸を通すような感覚」

2013/06/06 10:43
メジャー初制覇に期待がかかる宮里藍。

米国女子ツアーのメジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」が6月6日(木)から、ニューヨーク州にあるローキャストヒルCCで開催される。日本勢は昨年大会で優勝したフォン・シャンシャン(中国)に2打差の2位タイでフィニッシュした宮里美香の他、宮里藍上田桃子有村智恵上原彩子が出場。同ツアーを主戦場とする5人のやまとなでしこは、開幕前日の5日までに最終調整を終え、4日間の厳しい戦いを見定めた。

宮里藍

「ラフがすごいですね。例年以上に深いと思っていて、週末は凄いことになるなと思っています。ねちっこい芝なのでとても重たいですし天気が崩れて雨が降るとさらに重たくなる。本当にどれだけフェアウェイに打てるかだと思います。あとはどれだけショートゲームでカバーできるか。絶対にラフには入るので、その時にしっかりパーを取れるルートを選んで、最悪でもボギーで抑えられるようなゴルフは必要。なおかつグリーンも小さいので、本当に針に糸を通すような感覚のゴルフだと思います」

出るからにはもちろん優勝は狙う気持ちは常にありますし、でも常に何が起こるか分からないのがメジャー。シンプルにプレーできればいいなと思っています。(男子では井戸木鴻樹がシニアメジャー制覇)やっぱり女子も5人になって十分に戦える選手たちだと思っています。誰が勝ってもおかしくない状況にはいるんじゃないかと思います」

有村智恵

「(2年ぶりの出場)2年前に比べて狭くてラフが長い。例年このコースはスコアが出ていたイメージがあって、もう少しグリーンももう少し止まっていました。グリーン周りも本当に空振りするんじゃないかという所もあるんで、グリーンにただ乗せるだけのアプローチもあるんじゃないかなと思います。(成績は上り調子)自分の中ではまだ瀬戸際にいるというか…。とにかく次にいい方向に繋げていきたいと思っているだけ。(メジャーへの意識)とても強いですね。やっぱりメジャーという大会に勝つということが先週の井戸木さんの快挙を見たら、わたしは凄い勇気をもらいました」

上原彩子

「(コースの印象は)すごい難しい。フェアウェイが結構狭いので、あの幅に打って行かなきゃいけないっていうプレッシャーを感じました。(練習ラウンドでは宮里藍とプレー)コースに何年もでているだけあって、やっぱり分かっているなと感じました。ナビスコもそうでしたけど、フェアウェイキープ出来ないと厳しい。今週は多分、条件的に厳しくなればなるほど我慢勝負にもなってくると思うので、そういった意味でしっかりいい判断をして悔いの無い4日間にします」

上田桃子

「例年にもまして難しいなと思います。ラフは入れたら出すだけだなと…。ただ自分の中違うなと思うのが、少しでもグリーン周りのラフを楽しめている。結構練習してきていて、うまく思った所に落ちたりしている。ショートゲームなどでいいセーブが出来るかなと思っています。先週(日本ツアー)の予選落ちはもうスッキリしているというか、体調はすごくいい。トレーニングも出来ていますし、何より眠れています」

2013年 ウェグマンズLPGA選手権