海外メジャーも対象に 国内女子ツアーが来季メルセデス・ランキングを改定
2019/12/18 16:00
日本女子プロゴルフ協会は17日、来季から年間ポイントレースであるメルセデス・ランキングを改定することを発表した。シーズン終了時の同ランキング1位の選手には、これまでと同様に年間最優秀選手賞と3年間のシード権が付与される。
まず、ポイント付与に関しては、これまで対象外だった海外メジャー(年間5試合)も対象となり、成績に応じて国内3日間競技の4倍のポイントが付与される。さらに、これまで上位20位に限定されていたポイントが、来季からは決勝ラウンド進出者全員に配分される。配分率は上位30位付近から上昇しており、予選通過者のモチベーションを高める狙いもあるという。実力重視のランキングとするために、今年まで採用されていた出場ラウンド数ポイントは廃止された。
また、来季からは賞金ランキングと同様に、メルセデス・ランキング上位50位までの選手に翌年度1年間のシード権、同51位~55位に翌年度の第1回リランキングまでの出場権、そして、大会開催前週までの上位30位までの選手にツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場資格が付与されることとなった。
こうしたポイント制度は、各大会の賞金総額に関係なく均等に付与(開催日数、公式戦か否かによって異なる)できるで、選手たちの実力をより客観的に比較したり、少額賞金大会の価値を高められるというメリットがある。
一方で、高額賞金を提供してくれる大会スポンサーへの配慮もあり、現時点ではシードや出場権を同ランキングに一元化するつもりはないという。協会は来シーズンの運用をみて、今後の方針を決めたいとした。