国内女子ツアー

流行語大賞「スマイリングシンデレラ/しぶこ」大賞ならずもトップ10入り

2019/12/02 17:31
8月「AIG全英女子オープン」で優勝会見に臨む渋野日向子。笑顔でも海外メディアを魅了した

今年話題となった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」が2日発表され、渋野日向子の「スマイリングシンデレラ/しぶこ」は、ノミネートされた30語からトップ10に選出されたものの、年間大賞は逃した。ラグビー日本代表チームにちなんだ「ONE TEAM」が選ばれた。

大賞に先んじて発表されたトップ10の授賞者も壇上で表彰されたが、渋野は前週まで宮崎県で開催の「LPGAツアー選手権リコーカップ」に出場していたこともあり欠席した。

渋野は今年8月の「AIG全英女子オープン」で日本人として42年ぶりに海外メジャーを制覇。海外メディアから日本人ルーキーのプレー中の笑顔が注目され、「スマイリングシンデレラ」の愛称をつけられた。「しぶこ」のあだ名も浸透し、出場試合の観客動員数やテレビ視聴率にも影響を与えるなど一躍ブームを巻き起こした。

11月に「流行語大賞」にノミネートされたことを受け、本人は「うれしいというより恥ずかしい」と話し、自身の今年の流行語を「ポンコツ」と笑い飛ばしていたが、レギュラーツアー本格参戦1年目にして今季国内で4勝を記録。1日に閉幕した最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」まで賞金女王の座を争うなど、今年の女子ゴルフ界をけん引した。