国内女子ツアー

注目アマ、竹村真琴がベストアマチュアに/日本女子オープン

2008/10/05 10:52
竹村真琴が「日本女子OP」ローアマに。来年出場するプロテストは一次予選が免除される

例年、国内でも屈指の難コースを舞台に開催される「日本女子オープン」。今年も例外ではなく、深いラフに狭いフェアウェイ、硬く早い高速グリーンが多くのプロを苦しめた。その大舞台に、今年は12人のアマチュアが出場。見事にベストアマチュアを獲得したのが、47位タイでフィニッシュした竹村真琴だ。

この日は、もう1人予選突破を果たしたアマチュア、豊永志帆と同スコアで並んでのスタート。「相手のスコアじゃなく、自分のプレーに徹しよう」と心に決めていた竹村だが、出だしの1番、ティショットは右ラフへ。2打目は木に当たり、「頭が真っ白になった」というダブルボギー発進。最悪な滑り出しとなった。

しかし、その後は冷静さを取り戻して1ストローク落とすにとどめ、豊永に大差をつける通算16オーバーでフィニッシュした。「すごく嬉しいし、みんなすごく応援してくれて、獲らなきゃっていうプレッシャーもあったけど、獲れて嬉しいです」と喜びを露にした。手にしたのは、ベストアマのタイトルだけではない。「日本女子オープン」のベストアマ獲得者には、プロテストの一次予選が免除される。来年プロテストが控えている竹村にとっては、大きな意味を持つタイトルだったのだ。

来年のプロテストに向けた戦いは、既に始まっている。トップ合格の本命の1人として出場するであろう竹村だが、早くも大きなアドバンテージを手にした。