2016年 ダンロップフェニックス

9度目棄権で今季終戦 ジャンボ尾崎が「重大局面」

2016/11/18 14:17
尾崎将司は今季9回目の途中棄権でシーズンを終了。意味ありげな言葉を残してコースを去った

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(18 日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

今季、自身最後の出場となる尾崎将司(69)が、最下位から出た第2ラウンドの9ホール終了後に腰痛のため途中棄権。60代のラストシーズンを、自己最多となる年間9度目の棄権で終えた。

尾崎は今季12試合に出場して予選通過はゼロ。最後の決勝ラウンド進出は、当時66歳で初日の第1ラウンドに「62」をマークし、レギュラーツアー史上初のエージシュートを決めた2013年「つるやオープン」(最終順位は51位)まで遡る。

雨に濡れた体でクラブハウスに引き上げてきた尾崎の言葉からは、これまで以上に腰の症状の深刻さが伝わってきた。「歩かなければ大丈夫だけど、いずれにしても重大な局面に立たされている。一番の原因は、神経圧迫の状態が10年続いていること。トレーニングをしても痛くなるし、10年間の下半身の衰えが大きい」。

来年1月に70歳を迎えるが、来季について問われると「重大な局面を迎えている、って言っているじゃない。治療方法はないんだわ」と繰り返し、「オフにゆっくりと考える」と言葉を残した。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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