2014年 日本オープンゴルフ選手権競技

佐藤大平 初日のアマチュアリーダーに松山英樹の教え

2014/10/16 17:41
左袖には東北福祉大ゴルフ部のイメージキャラクター、皇帝ペンギンが。佐藤大平は首位に3打差と好スタートを切った

千葉県の千葉カントリークラブ梅郷コースで開催中の国内男子メジャー第3戦「日本オープン選手権競技」初日。東北福祉大3年の佐藤大平が、全19人のアマチュア選手のうちトップとなる4アンダー4位タイでスタートした。好発進の裏には、同大OBの米ツアー選手・松山英樹のアドバイスがあった。

自身3度目の日本オープン出場となった佐藤は、午前7時前にティオフ。折り返し直後の後半1番を終えて1オーバーとしていたが、その後5mのスライスラインを沈めた5番からの3連続を含む5バーディを決めて「66」をマーク。首位のプラヤド・マークセン(タイ)には3打差と、絶好の位置での滑り出しだ。

優勝者に翌年の「マスターズ」出場権が付与される次週の「アジアパシフィックアマチュア選手権」に、今年も出場予定の21歳。数週間前、米国から束の間のシーズンオフを利用して一時帰国していた松山英樹と練習ラウンドをともにし、「自分に向いていないスイングをしている。タテに体を使う方が合っているのに、ヨコに使って振っている」と指摘されたという。

2学年上の“兄貴分”の教えをさっそく取り入れ、前週の長崎国体でも好感触を得て臨んだのが今週の試合。「調子が良くなってきて。ワクワクした。これから先も頑張ろうと思える」。今大会の目標はまずローアマチュア獲得。「自分はバーディを多く獲れるタイプではないけれど、チャンスを逃さずやっていきたい」。偉大な先輩の貴重な言葉を無駄にはしない。(千葉県野田市/桂川洋一)

2014年 日本オープンゴルフ選手権競技