2013年 ダイヤモンドカップゴルフ

3打差8位の谷口徹「すごいスポーツ」

2013/06/01 18:44
首位とは3打差。ショットが安定すれば、谷口の存在はトップグループの脅威となる。

茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」は3日目を終えて通算8アンダーとした松山英樹中嶋常幸が、首位の座を分け合った。最終日は、韓国出身のS.J.パクを交え、ともに最終組でラウンドする。

21歳のゴールデンルーキーと、58歳の伝説的プレーヤー。その37歳差の対決に思わず感嘆の溜め息をついたのは谷口徹。ホールアウト度直後のリーダーボードを見やり「すごいスポーツですねぇ」と、つぶやいた。「松山とは自分で2まわり、中嶋さんで3まわりの年の差がある。“アラフォー”どころじゃない。井戸木さんもメジャーで勝って、シニアはすごいなあ」。

それでも自身はこの日5バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算5アンダーとして8位タイに浮上。ショットが右に曲がるシーンが多く「最後だけ真っ直ぐに行った」と嘆き節だが「まぁ、ひどい割にはまとめられた。パットさまさま」。

今週月曜日(27日)に大利根カントリークラブ行われた「全米オープン」の日本地区予選の前日、首の左側を痛め、翌日に36ホールを完走して状態は悪化した。この日は3日間でも最も気温が低く、思うように体が動かずにスイング中のリストターンに苦労。それでも難コースで熟練のプレーを披露している。

「エンジョイしたい、大洗で。チャンスがあると思って頑張ります」。世代も、キャラクターも、バラエティ豊かな優勝争いは息詰まる展開となるはずだ。(茨城県大洗町/桂川洋一)

2013年 ダイヤモンドカップゴルフ