2013年 東建ホームメイトカップ

57歳室田淳が3日連続トップ5をキープ 最年長優勝なるか

2013/04/20 18:15
57歳の大ベテランが3日間上位をキープしている

国内男子ツアーツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」は初日がスコアの伸ばし合い、2日目は強風でしのぎ合い。そして3日目は再び風が穏やかになりバーディ合戦となった。天候の激しい移り変わりに伴い、上位選手は日替わりで交代している中、57歳の大ベテラン室田淳が、3日間トップ5以内をキープしている。

試合をリードしている選手の1人なので連日取材対象になるが、きまって「不安でしょうがない」「準備不足だから」と謙虚なコメントを繰り返す。2日目にイーグルを奪った17番パー5ではこの日、2日連続でイーグルを達成。「今日のイーグルは1ピン(2.5メートル)ぐらい。イーグルらしいイーグルだよ、2打目は残り226ヤードを7番ウッドで打ちました」と、にこやかに話す。

その室田には大記録がかかっている。ツアー最年長優勝記録だ。明日の最終日に室田が首位との2打差を逆転し優勝を果たせば、尾崎将司が2002年「全日空オープン」で記録した55歳241日という記録を更新することになる。

「そういうのは何も思っていないよ。それはジャンボさんが持っとくべき。力の差は歴然としているし、でも相撲じゃないから、コースとの勝負だからね」。シニアツアーとの掛け持ちで、円熟味を増す57歳は抜群の安定感で初優勝を狙う選手たちを脅かす存在になりそうだ。(三重県桑名市/本橋英治)

2013年 東建ホームメイトカップ