賞金シード争いの明暗!初シード獲得は石川遼含め13人
2008/12/01 10:37
国内男子ツアーは第23戦「カシオワールドオープン」で、来季のシード権獲得者が決定した。次週最終戦の「日本シリーズ」は、賞金ランキング上位25位までと今季の優勝者、そしてディフェンディングチャンピオンしか出場できないため、ランキング下位の選手は出場することができない。
男子ツアーは賞金ランキング上位70位までにシード権が与えられるが、今年は丸山茂樹、中嶋常幸、ブラント・ジョーブ(米国)が出場義務試合数に満たなかったため、ランキングでのシードからは除外。したがって、73位までの選手が対象となる。
今週の「カシオ」で滑り込んでシードを確保したのは、プロ2年目の津曲泰弦。今大会21位タイに入り、136万4000円を加算し、通算1,177万3,933円で73位に食い込んだ。先週までボーダーライン上にいたスコット・レイコック(オーストラリア)は今週出場していなかったため、75位に後退しシードを逃した。
また、ボーダーライン上では立山光広が74位につけていたが、最終日にスコアを崩し59位タイで終了。ランキングは変わらず、津曲と79万円の差で、シーズンオフ行われるファイナルクオリファイ(6日間競技)に挑戦することになった。また、今大会初日に単独2位スタートをきった佐藤えいちは、最終的に11位タイに終わり、ランキングは77位に終わった。
今年初めてシード権を獲得したのは、石川遼、甲斐慎太郎、松村道央、貞方章男、山下和宏、金庚泰、上井邦浩、池田勇太、前田雄大、エディ・リー、ハン・リー、中島雅生、津曲泰弦の13人。この中で何人の選手が09年度もシードを確保できるのだろうか。シード権を保持するだけでもタフな戦いが強いられるのは確かだ。