2019年 KBCオーガスタ

小田孔明は暫定2位「メジャーの次に勝ちたい大会」

2019/08/29 20:45
地元優勝を目指す小田孔明

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日(29日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7103yd(パー72)

ツアー8勝で41歳の小田孔明が無傷の7バーディ「65」でプレー。7アンダー暫定2位で初日を終えた。出だしの10番で7mを決め、12番(パー3)では6Iで30cmにピタリとつけるなど5連続バーディとし「めったにないですよ、こんなの」。その後も「ピンチのないゴルフ」を展開した。

好スコアの要因を「風がなくてフェアウェイによく行ったから、プリファードライ(※)でいいところから打てた。やっぱり、フェアウェイキープが大事なんだなって思いましたね。もうちょっと入っても良かったかなっていうのはいっぱいありましたけど。ま、贅沢は言わないです」と説明した。

「(出水田)大二郎もいつも回っているメンバーだし、(今平)周吾も回りやすいのでいい感じでした」とペアリングにも恵まれた。昨季の賞金王・今平に対しては「途中5打差あったからね。最後1打差になったけど。さすがですね、賞金王は」と振り返った。

福岡県出身だけに地元大会に対する思い入れも強い。歴代覇者には同郷の先輩が名を連ねる。「(手嶋)多一さんが勝って、藤田(寛之)さんも勝っているし、メジャーの次に勝ちたい大会ですよ」と言葉に力を込めた。

九州北部は記録的な豪雨となり、会場のある福岡県糸島市には未だ、警戒レベル3の大雨警報が出ている。「全国各地でこういった変な天気になっちゃっているからね。ぼくらはチャリティくらいしかできないけど、ぼくも選手会の理事ですし、(石川)遼をはじめ、できることをしようと話をしている」と神妙な表情を見せた。(福岡県糸島市/柴田雄平)

(※)プリファードライのローカルルール(無罰でボールを拾上げて汚れを取り、ホールに近づかずにコンディションの良い場所にプレースする)

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