イ・ボミが挑む国内ツアー初の2億円超え 韓国での注目度は?
2週間前の「スタンレーレディス」で、国内女子ツアーの年間獲得賞金最高額を塗り替えて、いまだ更新を続けているイ・ボミ(韓国)。現在の目標は2億円の大台で、もし今週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で優勝すれば、賞金2520万円を加算して到達する。
国内での2億円プレーヤーといえば、女子はゼロだが、男子でも1994年、96年の尾崎将司、2001年の伊澤利光、2013年の松山英樹の3人だけ。01年に伊澤が記録した国内最高額2億1793万4583円にも、あと3705万517円と迫っている。
そんな状況もあって、兵庫県のマスターズGCには、韓国のスポーツ紙記者も取材に訪れている。韓国での注目度はいかほどなのか?早速、前日配信された“日本での注目度”を扱った記事を韓国のポータルサイトで見せてもらったが、PGAツアーや、KLPGAツアー(韓国女子ツアー)のニュースを差し置いて、ゴルフ面のトップに置かれ、多くのコメントも集めていた。
現在、韓国で人気のある選手といえば、チョン・インジ、キム・ヒョージュ、チェ・ナヨン、朴仁妃ら。イも5本指に入る人気だという。なにより“顔が一番かわいい”というのが、韓国人も認めるイの評価。日本のコンビニに並ぶゴルフ雑誌の表紙をイが飾っているというのも、誇らしいことだろう。
大会は2日目の折り返し。イは、通算5アンダーで8位につけるが、賞金女王を争うライバル、テレサ・ルー(台湾)は通算6アンダーで首位タイに立っている。2人ともに疲労の色は見え隠れするが、次週はいずれも欠場予定。休み前に熱い戦いを見せてくれるだろう。賞金女王が確定するのは最速で2週間後の「TOTOジャパンクラシック」となっている。(兵庫県三木市/今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka