2017年 WGCメキシコ選手権

ウェストウッドら欧州ツアー勢が首位発進 故障明けのマキロイは7位

2017/03/03 11:05

「WGCメキシコ選手権」初日は、6人が首位タイで並ぶ混戦模様となったが、ヨーロピアンツアーの最新メンバーであるホン・ラーム、そしてイングランドのリー・ウェストウッドロス・フィッシャーが首位タイで並ぶ好スタートを切った。

アマチュア時代にアリゾナ州立大学に入学して以来、米国を活動拠点としているスペインのラームは、初日のチャパルテペクGCを4アンダーの「67」でラウンドし、フィッシャー、ウェストウッド、そしてフィル・ミケルソンライアン・ムーアジミー・ウォーカーの米国人トリオと並ぶ首位発進を決めた。

ウェストウッドは残り2ホールで2打差の首位に立つも、8番で1.5メートルのパーパットを外すと、9番ではバンカーに捕まり、上がり2ホールを連続ボギーとした。

「今年は始めから良いプレーをしていたんだ。ソリッドなプレーをしながらも、それだけの結果が出ていなかった。でも、今日は良い感じで打てたね」とウェストウッド。

「できることはそれくらいだからね。とにかく良いボールを打ち続けることだよ。パットもよく決まったね。ここのグリーンはトリッキーなんだ」。

9番でこの日唯一のボギーを叩くも、5バーディとすばらしいスタートを切ったフィッシャーは、自身のプレーに胸を躍らせている。

「とても嬉しいね。ありていに言ってほぼ完璧なゴルフだった」とフィッシャー。

「標高のせいで判断を誤ったショットは確か2つあっただけで、そのうちの1つはボギーにつながってしまった。今日はティから良いショットが打てたね」。

競技に復帰したロリー・マキロイもソリッドなスタートをエンジョイした。

マキロイは肋骨の負傷により、2017年に入って1度しか大会に出場しておらず、今大会は1月の「南アフリカオープン」でプレーオフの末、グレーム・ストームに敗れて以来の競技復帰となった。

最も高い地点で海抜2,300メートルを超えるコースのバックナインからスタートしたマキロイは、パー5の11番で4.5メートルのバーディパットを沈めると、その後7ホールはパーとし、「35」でハーフターンした。

メジャー4勝のマキロイは、短いパー4の1番でティショットをガードバンカーまで運ぶと、そこから寄せワンでバーディを奪い、2アンダーとした。

その後、マキロイは長いパットを残した5番で3パットしてこの日最初のボギーを叩くも、続くパー5の6番では9メートルのイーグルパットをねじ込む理想的なバウンスバックを見せた。

このイーグルが物を言い、マキロイは3アンダーの「68」でホールアウト。

「肋骨は大丈夫。実際、最高の状態だよ」とマキロイ。

「ここ数週間の回復具合を見ながら練習量を増やしつつ、今日初めて競技でプレーしたわけだけど、痛みは全く感じなかったので、その点に関しては完全に前向きだね」。

「先週のホンダ(クラシック)も多分出場できたとは思うんだけど、4日連続でプレーした後、体がどういう反応をするのか分からなかったからね」。

「来週はオフにして、体の反応を確かめるので、カムバックにはこの大会が理に適っていたんだ。1週間余分に我慢したけど、完全にそれが奏功したね」。

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