2015年 WGCキャデラック選手権

終盤につまずくも…ホームズが首位堅持

2015/03/07 11:22
J.B.ホームズは最終ホールでダブルボギーをたたいたが、首位を守った(Mike Ehrmann/Getty Images)

「WGCキャデラック選手権」は2日目を終え、J.B.ホームズが最終ホールでダブルボギーをたたきながらも首位を守った。欧州勢ではヘンリック・ステンソンがフロリダでの栄冠へ望みをつないだ。

木曜はトランプナショナルドラールのブルーモンスターを手なずけることに成功し、みごと10アンダーの「62」でラウンドした米国のホームズだったが、2日目は「73」と思い通りのゴルフが展開できなかった。とはいえ、通算9アンダーで後続に2打差の首位に立っている

ステンソンも4番でダブルボギーを叩いてつまずいたが、4バーディを奪って巻き返し、その後はボギーを一つに抑え、2日目を「71」でラウンド。かつての「レース・トゥ・ドバイ」覇者は通算4アンダーの4位タイへ順位を上げた。

「とても満足している」とステンソン。「良いショットがたくさんあったし、良いパットを決めることができた。だいたい自分のプレーした通りの結果になったと思う」。

ホームズはパー5のオープニングホールで、グリーンをとらえた2打目が右へ転がり落ち、池に落として不運な形でボギーを叩いた。

かつて「ライダーカップ」米国代表の一員としてプレーしたホームズは、2番では3.5mのバーディパットを沈めるも、3番ではミスショットで池につかまり、このホールをボギーとした。9番でのボギーを挟む形で8番と10番でバーディを奪った。

12番でティショットを池に落としたホームズは、このホールでパーをセーブするも、ガードバンカーにつかまった13番ではパーをセーブし損ねた。

それでも、32歳のホームズは16番と17番でバーディを奪取。このまま独走態勢に入るかと思われたが、難関の最終ホールでダブルボギーを叩いた。

「ここはタフなゴルフコースだ」とホームズ。「楽しい挑戦だから、コースがそこまで硬くなることなく、週末も楽しめれば良いね」。

「素晴らしいショットはたくさんあったけれど、パットがそこまで決まらなかった」

「昨日は2、3回あったミスショットが結果的にセーフだったのだけど、今日は2、3回あったミスショットが全てに池に入ってしまったんだ」

「それでもまだ首位に立っているのだから、そこまで悪くはなかったんじゃないかな。もし、週初めに2ラウンドを終えて2打差の首位に立っているよと言われたら、『そうだね、それはいいね』と言っていたはずだよ」

2位には2日目を「71」でラウンドした米国のライアン・ムーアが通算7アンダーで続いており、2日目を「68」でラウンドしたオーストラリアのアダム・スコットがさらに1打差でつけている。

4位でステンソンに並んでいるのは、2日目を2イーグル、1ボギーの「69」でラウンドした「マスターズ」2勝のバッバ・ワトソンアレクサンダー・レビセルヒオ・ガルシア、昨年2位のジェイミー・ドナルドソンといった面々がトップ10以内につけ、欧州勢の存在感をいかんなく示している。

初日は前半に「40」を叩きながらも何とかスコアを「73」にまとめた世界ナンバーワンのロリー・マキロイは、この日も盛りだくさんの一日となり、6バーディ、4ボギーの「70」で通算1アンダーとして11位タイで週末を迎える。

「今回もリズムをつかむための2ラウンドとなったね」と北アイルランドのマキロイ。「ちょっと後れをとったけれど、スコアには(良いものから悪いものまで)広がりがあるようだから、明日、僕もそれなりのスタートを切ることができれば、まだ分からないよ」。

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