2015年 ヒーローインディアンオープン

インド勢の脅威を前に慎重なヒメネス

2015/02/19 09:20

ミゲル・アンヘル・ヒメネスは、今週の「ヒーローインディアンオープン」で自身の持つ欧州ツアー最年長優勝記録を更新するにあたり、地元インド勢が最大の脅威となると予想している。

老いては益々壮んなスペイン出身の51歳は、昨年、「香港オープン」と「スペインオープン」で勝利し、2度に渡って自身が持つ同記録を更新した。

しなしながら、最近の「メイバンクマレーシアオープン」王者のアニルバン・ラヒリを筆頭に、欧州ツアーで優勝経験のあるS.S.Pチョウラシアやジーブ・ミルカ・シンといった地元インド勢が、今季すでにトップ10入りを2度果たし、米国チャンピオンズツアーでは優勝を飾っているヒメネスの前に立ちはだかることになる。

「今やゴルフはアジアでとてもポピュラーになった」とヒメネス。「多くの大会が開催され、多くの選手がプレーするようになった」。

「ゴルフはインド、そして世界中で益々盛んになっている。ゴルフは欧州や米国だけのものではなく、グローバルなものとなり、世界中からトップゴルファーが誕生し、インドでは若手選手たちが長年に渡り多くを築き上げてきたジーブ(ミルカ・シン)の足跡を辿ろうとしている。ジーブはインドのゴルフの先駆け的存在であり、インド人選手の新しい世代の台頭はこの国のゴルフ界にとって素晴らしいことだ」。

「ラヒリは明らかに良いプレーをしており、これからは世界中のトップの大会でプレーすることになるわけだが、それが更に彼の成長を促すことだろう」。

一方、ラヒリは優勝トロフィーがインド勢により掲げられることを熱望している。

「私はインド人が母国優勝を遂げて欲しいと思います」とラヒリ。「インド人であれば絶対に勝ちたい大会ですから」。

「『インディアンオープン』は長い歴史のある大会なのです。デリーGCにも途方もない歴史が詰まっています。これは絶対に出場し、そして優勝したい大会の一つなのです」。

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