2015年 タイランドクラシック

タイでの勝利を目指すビヨーン

2015/02/11 09:48
アジアンツアーの“顔”とも言える地元タイ出身のT.ジェイディー(左)と、ツアー15勝を挙げているT.ビヨーン(右)。欧州アジア共催で行われる新規大会を盛り上げる(Ian Walton/Getty Images)

今週の「タイランドクラシック」に出場するトーマス・ビヨーンは、世界的な勝者としての名声を更に高めたいと目論んでいる。

デンマーク出身のビヨーンは、これまでヨーロッパ、オーストラリア、中東、そしてアフリカで勝利を飾ってきたが、ヨーロピアンツアー15勝の彼は、東南アジアでその勝利数を伸ばしたいと考えている。

賞金総額200万米ドルの第1回「タイランドクラシック」は、海岸の街であるホアヒンに位置する息を呑む景観のブラックマウンテンGCを舞台に開催されるわけだが、ビヨーンはスカンジナビア半島出身の選手たちの多くが、このコースを冬場の練習に使用するその理由を知ることに、胸を躍らせている。

「ヨーロピアンツアーの選手の多くがブラックマウンテンと関わり合いを持っており、とてもやりがいのあるコースだと聞いているので、あそこでプレーするのを楽しみにしているんだ」と43歳のビヨーン。

「選手は皆、出場する全ての大会で勝ちたいと思うもので、僕も例外じゃない。『タイランドクラシック』のトロフィーに自分の名を刻むことができたら素晴らしいね」

「世界中で勝つことにより、真の意味でのグローバルな選手となれるものだし、是非タイを自分の勝利した国のリストに加えたいものだね」

「アジアは明らかにヨーロピアンツアーにとって非常に重要な地域だから、2007年以来となるタイ再訪を果たすのは素晴らしいことだね。タイは驚くべき国なんだよ」

ビヨーンは、スペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスや先週の「メイバンクマレーシアオープン」で3位タイに入ったアレハンドロ・カニサレスといったヨーロピアンツアーのスター選手たちと共にブラックマウンテンでティアップすることになる。

ヒメネスは最後にタイを訪れた2004年の「ジョニーウォーカークラシック」で優勝を果たしており、十数年振りとなる同国再訪に喜びを見せている。

「アジアでプレーするのは大好きなんだ」と、最近米国のチャンピオンズツアーでの優勝を果たしたスペイン出身のヒメネス。「『タイランドクラシック』がヨーロピアンツアーのスケジュールに加えられたのを見てからというもの、本当にこの大会でプレーしたいと思っていたから、ここへの再訪を果たせてエキサイトしている」

「ここはとても美しい国で、初めて訪れるホアヒンをとても楽しみにしている。タイの人々はものすごくフレンドリーで、優しく、丁寧で、そして笑顔を絶やさない。タイ料理は驚くべき旨さで、私は地元のレストランで伝統的な料理にトライしようと思っているんだ」

地元タイ出身の選手たちもギャラリーを沸かせたいと願っており、ヨーロピアンツアー6勝のトンチャイ・ジェイディーを筆頭に、キラデク・アフィバーンラト、そしてホアヒン出身のプロム・ミーサワットらが栄冠を目指してプレーすることになる。

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