2014年 アルフレッド・ダンヒル選手権

グレースが独走態勢に

2014/12/13 07:56

欧州ツアー5勝目を狙う南アフリカのブランデン・グレースが「アルフレッド・ダンヒル選手権」の折り返しで5打差の首位に立った。

思い出深いシーズンとなった2012年にツアー4勝を挙げたグレースは、次なる勝利へ向け好調を保ち、初日の「62」に続き、レパードクリークCCでの2日目を「66」でラウンドした。

3打差の首位で2日目を迎えたグレースは、バックナインからのスタートで前半を「33」でラウンドすると、後半出だしの1番でバーディを奪った。

その後、5番でこの日唯一のボギーをたたいたが、続く6番でバーディを奪うと、最終ホールとなった9番でも長いバーディパットを決め、通算16アンダーとして2位のイタリアのフランチェスコ・モリナリに5打差をつけ、首位をキープした。

グレースは「このゴルフコースは僕に合っているし、もし、この2日間と同じプレーをし続けることができれば、すばらしい週末になるね」と述べた。

「これまでのところピンポジションは優しいね。週末に入れば、確実にトリッキーで難しいピンポジションが出てくるだろうけれど、僕はこれまでのゲームプランを貫徹し、残り2ラウンドがどうなるか様子を見てみるよ」

「今日はすばらしかった。ショットは昨日ほどではなかったけれどね」

「それでも自分のゴルフを貫いたんだ。途中、一カ所、集中力の欠如でしくじってしまったところはあったけれどね」

「ショットは好調だし、パットもよく決まっている」

モリナリは特有の精度の高いアイアンショットが冴えを見せ、12ホールを終えた時点で5つのバーディを記録し、ロングホールの13番ではイーグルを奪った。

かつての「ライダーカップ」のスター選手であるモリナリは、14番で絶好のバーディチャンスを決め損なうと、17番ではこの日最初のボギーをたたいたが、パー5の最終ホールでは2パットの
バーディを奪い、この日のスコアを7アンダーとした。

「今日はとても良いプレーだった」とモリナリ。「いくつかいいパットが決まったね。最後の4、5ホールはもう少し良い形で回れたかもしれないけれど、7アンダーというのはどんなときだって良いラウンドだよ」。

「ブランデンがみんなにとって高い目標を設定したから、いくつかバーディを奪うことができて良かったね」

欧州ツアーで2度2位に入った経験のあるティジャート・バン・デル・ウォルトは、最終ホールとなった9番で3パットしてこの日唯一のボギーをたたくまでに5つのバーディを奪い、2日目を「67」でラウンドして通算10アンダーとした。

後方には、もう一人の南アフリカ人選手であるショーン・ノリス、先週の「ネッドバンクゴルフチャレンジ」を制したダニー・ウィレット、最終ホールでチップインイーグルを決めたデンマークのルーカス・ビエルゴールが通算9アンダーの4位で並んでいる。

欧州ツアー史上6人目の同一大会3連覇を狙うディフェンディングチャンピオンのチャール・シュワルツェルは2アンダーの「70」で2日目をラウンドし、首位のグレースからは11打差の通算5アンダーで週末を迎えることとなった。

2014年 アルフレッド・ダンヒル選手権