2014年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン

ライダーカップの一助となるべく決心を固めたローリー

2014/07/09 09:24

かつての「全英オープン」王者であるポール・ローリーは「ライダーカップ」の代表チーム入りを果たすには、今週の「アバディーン アセットマネジメント スコットランドオープン」でトロフィーを掲げるか、あるいは来週再びクラレットジャグを手にしなければならないであろうことを自覚しているが、どのような形であれ欧州代表チームのキャプテンを務めるポール・マッギンリーを手助けしたいと望んでいる。

怪我に悩まされるシーズンとなったローリーは現在「レース・トゥ・ドバイ」で80位に沈んでおり、マッギンリーにより副キャプテンの候補の一人に挙げられている為、その副キャプテンとしての立場が9月のグレンイーグルスに何かしらの関わりを持つ最も現実的なチャンスとなっている。

「ポールから副キャプテンについての話はまだされていないんだ」とローリーは「アバディーン アセットマネジメント スコットランドオープン」を前に述べた。「彼は僕に対し、チームの一員としてプレーして欲しいということを明確にしている。もちろん、皆に対して言っていることだとは思うけれどね」。

「そして、もしチーム入りすることができなければ、後は彼が(副キャプテンとして)僕に声をかけてくれるかどうか待つだけだね。もし、僕が全くチームに入れず、それでも彼が僕に何かしらの手助けを望んだとしても、それは問題ないよ。ツアーのメンバーであれば皆、そのような形でもサポートすると思う」。

「これから(プレーヤーとして)チーム入りを目指すとなると、相当な奮闘が必要となってくる。今の自分の状況では、ポールに良い印象を与えるだけでも相当なハードワークが必要だね。思うに、僕が選出されるに相応しい選手だと印象づけ、彼の頭を悩ますには、今週か来週に勝たないといけない」。

「そうならないと言っているわけではないんだ。もし来週優勝することができれば、僕を候補から除外するのは難しくなるだろうから、まだチャンスはあるんだよ。まだ諦めたわけじゃないけれど、扉は閉まりつつあるね」。

初めてロイヤルアバディーンで開催される「スコットランドオープン」には、「全英オープン」の前回王者であるフィル・ミケルソンロリー・マキロイリッキー・ファウラージャスティン・ローズ、そしてルーク・ドナルドなど、綺羅星の如く有力選手が並ぶ状況ながらも、ローリーは少なくとも今週は地元の大会という地の利をあてにすることができる。

そして45歳のローリーは、地元の声援は後押しにこそなれ、障害にはならないと確信している。

「今朝選手登録をしてきたのだけれど、初めて宿泊欄に“自宅”と書いたよ。とても良い感じだったね」と1999年の「全英オープン」王者は語った。「ここから25分ほどの所に住んでいるんだ」。

「これまで大きな勝利の幾つかはスコットランドで成し遂げてきた。人々が僕に活躍を期待した時にね。そうなると優勝するのはちょっとだけ簡単になるんだ。同じ組の2人より僕に多くのギャラリーがついてくるわけだからね。それを力に変えるんだよ」。

2014年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン