2016年 チャールズ・シュワブ・カップ選手権

3年連続シニア王者のランガー 驚くべきその強さ

2016/11/16 11:52
59歳のベルンハルト・ランガーが3年連続4度目の年間王者に輝いた。

米シニアツアーの2016年度最終戦が13日までアリゾナ州のデザートマウンテンクラブで行われ、59歳のベルンハルト・ランガー(ドイツ)が3年連続4度目の総合優勝(チャールズ・シュワブカップ)に輝いた。

シーズン最終盤にスケジュールされたプレーオフ全3戦のうち、初戦を左ひざの故障により欠場したランガーは、ポイントランク2位コリン・モンゴメリー(スコットランド)に詰め寄られて最終戦を迎えた。大会は好調のモンゴメリーの後塵を拝する展開となったが、最終日に「64」をマークして2位に入り、同大会3位のモンゴメリーを上回って3年連続のタイトルを決めた。

5年連続8度目となる賞金ランクや平均スコア、パーオン率、平均バーディ数など主要8スタッツで3年連続1位を守り、文字通りシニア界に君臨する存在であることを数字で証明した。

ランガーは今年4月のメジャー「マスターズ」で、並みいる後輩を掻き分け、最終日を首位と2打差の3位で迎えてみせてもいる(最終順位は24位)。その際の記者会見では「ゴルフはテニスやサッカー、アメリカンフットボールとは違う。スピードや強さじゃなく、自分自身を知ることや技術がより大切になる」と語り、衰え知らずの強さを説明している。

2016年 チャールズ・シュワブ・カップ選手権