女王L.オチョアが悲願のメジャー初タイトルを獲得!
スコットランドにあるセントアンドリュースオールドコースで行われている、海外女子ツアーのメジャー最終戦「全英リコー女子オープン」の最終日。2位と6打差の単独首位からスタートしたロレーナ・オチョア(メキシコ)が通算5アンダーで逃げ切り、悲願のメジャー初タイトルを獲得した。
完全無欠の女王へ近づきつつあるオチョアには、初のビッグタイトル獲得が招くプレッシャーとも無縁だった。前半に2つスコアを伸ばしてリードをさらに広げたオチョアは、後半こそ3ボギーを叩いたものの、これまでの貯金を生かして余裕の逃げ切り。初日から首位の座を譲ることなく、貫禄の完全勝利を達成した。昨年はマネークイーンに輝き、今季は世界ランキングでもトップに君臨。あと1つ足りなかったメジャータイトルというピースが、オチョアの功績にようやくはめ込まれた。
オチョアに4打差となる通算1アンダーの2位タイには、4日間を安定した内容で終えたJ.Y.リー(韓国)とマリア・ヨース(スウェーデン)。通算イーブンパーの単独4位には、レイリー・ランキンが食い込んだ。
日本勢では、佐伯三貴がこの日のベストスコアタイとなる「67」をマークし、ポーラ・クリーマー、地元スコットランド出身のカトリーナ・マシューらと並ぶ通算2オーバーの7位タイと大躍進。不動裕理も2つスコアを伸ばして通算3オーバーの11位タイに入り、揃って来年度の出場権を獲得する健闘を見せた。一方、上田桃子は通算13オーバーの55位タイ、宮里藍は通算14オーバーの58位タイと、共に順位を落とす結果に終わっている。
また、3位タイからスタートしたアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、後半の失速が響き通算4オーバーの16位タイに後退。ディフェンディングチャンピオンのシェリー・スタインハワーは通算5オーバーの23位タイに終わった。