2007年 全英リコー女子オープン

女王L.オチョアが悲願のメジャー初タイトルを獲得!

2007/08/06 12:56
悲願のメジャー初タイトルを獲得したL.オチョア

スコットランドにあるセントアンドリュースオールドコースで行われている、海外女子ツアーのメジャー最終戦「全英リコー女子オープン」の最終日。2位と6打差の単独首位からスタートしたロレーナ・オチョア(メキシコ)が通算5アンダーで逃げ切り、悲願のメジャー初タイトルを獲得した。

完全無欠の女王へ近づきつつあるオチョアには、初のビッグタイトル獲得が招くプレッシャーとも無縁だった。前半に2つスコアを伸ばしてリードをさらに広げたオチョアは、後半こそ3ボギーを叩いたものの、これまでの貯金を生かして余裕の逃げ切り。初日から首位の座を譲ることなく、貫禄の完全勝利を達成した。昨年はマネークイーンに輝き、今季は世界ランキングでもトップに君臨。あと1つ足りなかったメジャータイトルというピースが、オチョアの功績にようやくはめ込まれた。

オチョアに4打差となる通算1アンダーの2位タイには、4日間を安定した内容で終えたJ.Y.リー(韓国)とマリア・ヨース(スウェーデン)。通算イーブンパーの単独4位には、レイリー・ランキンが食い込んだ。

日本勢では、佐伯三貴がこの日のベストスコアタイとなる「67」をマークし、ポーラ・クリーマー、地元スコットランド出身のカトリーナ・マシューらと並ぶ通算2オーバーの7位タイと大躍進。不動裕理も2つスコアを伸ばして通算3オーバーの11位タイに入り、揃って来年度の出場権を獲得する健闘を見せた。一方、上田桃子は通算13オーバーの55位タイ、宮里藍は通算14オーバーの58位タイと、共に順位を落とす結果に終わっている。

また、3位タイからスタートしたアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、後半の失速が響き通算4オーバーの16位タイに後退。ディフェンディングチャンピオンのシェリー・スタインハワーは通算5オーバーの23位タイに終わった。

上田桃子が2日間入れてしまった1番のクリーク。よく落とす人がいるのであろう、ボール拾い用に網が置いてある
中盤パープレーが続いた不動裕理だが、17番ではアスファルト越えのアプローチを見事に寄せバーディを奪った
佐伯三貴の今日のジャンプ!昨日より高く飛んでいます♪ スコアも6ストローク伸ばして順位もジャンプアップ
オールドコースホテルに宿泊しているポーラ・クリーマー。最終組のプレーをテラスから観戦中
まさか!宮里藍が17番ティショットでOB2連発。このショットは1打目だが、完全にホテル方向にボールが飛び出している
5番、6番で連続バーディを奪い、完全に試合を優位に進めたロレーナ・オチョア。4日間1度も首位を明け渡さなかった
最終日に2ストローク伸ばし、通算1アンダーでマリア・ヨース(スウェーデン)と並び2位タイに食い込んだ韓国のJ.Y.リー
序盤スコアを伸ばし追撃体制に入るかと思われたが、中盤スコアを崩し意気消沈のアニカ・ソレンスタム
4日間アンダーパーを記録できなかった上田桃子だが、次週は軽井沢で今季4勝目を狙う (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
17番でロレーナ・オチョアに大きな声援。オチョアが振り向くとメキシコ国旗を広げたファンが大声を上げていた (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
出場選手はこの「COMPETITOR」バッジを身に着けなければ、クラブハウスにも練習場にも入ることができない (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
表彰式の幕開けはバグパイプの演奏から始まる。総勢25名の楽団が1番ホールのフェアウェイから行進してきた (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
表彰式でリコーを代表してスピーチを行った吉田取締役専務執行役員とロレーナ・オチョアの記念撮影 (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
表彰式はではカメラマンが中央で撮影を行い、周囲には関係者。そしてその後ろにはギャラリーが人垣を作る (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
表彰式後の優勝カップ撮影風景をスタンド側から撮影する宮里藍。メジャーの舞台で宮里がその中心に立つのはいつか!? (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました
表彰式の間、闘いを終えたロレーナ・オチョアのキャディバッグは集団の片隅で4日間の疲れを癒すように横たわっていた (c)RICOH リコーデジタルカメラ Caplio GX100で撮影しました

2007年 全英リコー女子オープン