ノイマン、今季2度目の勝利
溜息をつきたくなるような力の違い。LPGAの選手たちはやはり最終日に強い。スウェーデンのノイマン、カナダのケーン、英国のハックニーが揃って67。ついでにデービース、ゲディスも67。最終日はは67が100点満点と決まっているような追い込みだ。日本選手では唯一、小野香子が「100点満点」の67で5位タイ。
リサロッテ・ノイマンは16番でボギーとした他は4連続バーディをふくむ6バーディ。これで米ツアー10勝目。「これで引退するわけじゃなし、これから先、もっと素晴らしい勝利に巡りあえたらいいなと思ってます」
ノイマンは今年はTaKaRa Worldでも優勝。日本のコースに相性がいい。「このコースは広いし、スロープを使って攻められるのが面白い。好きなコースです」という。ケーンに並ばれていたことは17番で知ったが「18番ロングに自信があったたら」余裕をもってプレーできた。事実、18番はSWで1メートルにつけてバーディ。優勝を決めた。
ランク2位の塩谷育代が予選落ちし、福嶋晃子が29位に入って約70万円を獲得したため、賞金女王をきめた。3試合残しての女王決定はツアー始まって以来の最短記録。試合数は22。
「こんなに早く決まるとは思っていませんでした。試合数を少なくした日程の組み方も成功している原因だと思います」と福嶋。部門別のランクは毎週チェックしていたのだという。
「この前予選落ちしてから平均ストロークが72台に落ちた。今週は71台に戻すいいチャンスと思っていたんですけど・・」残念ながら失敗した。
「寝違えてダメでした。左手が上がらなくなってしまって。1クラブ大きいクラブを短めに握って、バックスウィングを小さくして振ったんですけど。こんな大切な時期に寝違えるなんて・・・これからは眠り方も考えないといけないかな」