これがLPGAの底力? 小林浩美組は14アンダー!
1998/10/31 18:00
初日はなかなかの善戦に見えたが、さすが本場のLPGA、強さをまざまざと見せてくれた。日本は2勝1分け6敗。ちょっと歯がたたなかった。
気を吐いたのが福嶋晃子・黄玉珍組。ボギーホールも2つあったが、福嶋晃子が5ホールをバーディ。黄玉珍も2ホールでバーディ。アマカパーニ・エスティル組を下した。「出だしで2オーバーにしてしまった。なんとか6番あたりまでにイーブンに戻そうと黄さんと相談しました」と福嶋。明日は個人戦なのでもちろん「勝ちに行きます!」と宣言した。
小林浩美・ハースト組は初日に引き続いて絶好調としか言いようがない。小林が7バーディを貢献し、ハーストも8バーディ。1ホールは2人ともバーディでダブったためトータルは58!
「今日は二人ともホントによかったです。これだけ入ると面白かった。50台のスコアなんて初めてですよ」と小林。「なぜかヒロミと組むと調子がいい。ヒロミがフェアウェイをキープしてくれので私が楽に打てる。いい方向に向かっているみたい」とハースト。それにしても58とは。
敗色濃い日本チームのキャプテン服部道子は「なさけない気持ちでいっぱい。明日はそれぞれが相手になめられないように堂々とプレーすることです」 5ポイントの差は逆転不可能ではないが、微妙なところだという。
米国チームのキャプテンはパット・ハースト。「みんな前半は苦しかったが、後半になって盛り返した。日本にはこういう対抗戦があまりないというから、その経験の差もあるのでは?」
2日目の勝因のひとつに「情報量の不足」もあると分析した。「たとえばルーキーのJ.ムーディが日本の強豪のハットリさんやフクシマさんと対戦しても、強さを知らなければプレッシャーがかからないでしょ」というのだが。そうだろうか?