宮里藍、悲願のツアー初優勝!
フランスにあるエビアンマスターズGCで開催されている、米国女子ツアー第16戦「エビアンマスターズ」の最終日。宮里藍がソフィー・グスタフソン(スウェーデン)とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を手に入れている。
首位と1ストローク差の4位タイで最終日を迎えた宮里藍。立ち上がりの2番でバーディを奪い、逆転優勝へ向け上々のスタートを切る。その後6番でボギーを叩くも、前半上がりを連続バーディで締め、グスタフソンと並んで首位で前半を終える。
勝負の後半、折り返し早々の11番でバーディを奪った後、13番でグスタフソンがボギーを叩き、ついに単独首位に立つ。しかし、このタイミングで後続を引き離すことができず、逆に15番でボギーを叩いてしまい、またしてもグスタフソンと並んでしまう。それでもツアー初優勝へ向け執念を燃やす宮里藍は、最終18番でバーディを決め、通算14アンダー、単独首位でホールアウト。最終組のグスタフソンの結果を待つ。
グスタフソンはこの状況で見事な集中力を発揮しバーディ。勝負はプレーオフへともつれ込む。決着がついたのは1ホール目。バーディを決めた宮里藍がグスタフソンを退け、悲願のツアー初優勝を手に入れた。ツアー参戦4年目、ついに歓喜の瞬間が訪れた。
通算13アンダー、3位タイにはクリスティ・カーと終盤に猛烈な追い上げを見せたミーナ・リー(韓国)、続く通算11アンダー、5位タイにはポーラ・クリーマーら3人。そして、通算10アンダー、8位タイに食い込んだのは三塚優子。一時は首位に肉迫するも、直後の14番から3ホール連続でスコアを落とし優勝争いから脱落。それでも最終18番をバーディで締め、良いイメージで大会を終えている。
23位タイからスタートした上田桃子は、折り返しを挟んで6連続バーディを奪う猛攻を見せたが、4ボギーが響いて通算7アンダー、17位タイ。波の激しい3日間を過ごしてきた大山志保は、6バーディ、ノーボギーの「66」という全体で2番目の好スコアでラウンド。通算5アンダーとして、50位タイから23位タイにジャンプアップしてフィニッシュ。対照的に堅実なゴルフで3日間プレーしてきた原江里菜は、この日も手堅く1つスコアを伸ばして通算3アンダーの30位タイ、宮里美香は通算10オーバー、71位で大会を終えている。