宮里藍、好相性の地でメジャー初制覇なるか 朴仁妃は快挙へ再挑戦

海外女子メジャーの今季最終戦「ザ・エビアン選手権」が9月12日（木）から4日間に渡り、フランスのエビアンリゾートGCで開催される。米国と欧州女子ツアーの共催競技は今季からメジャーへと昇格。ヨーロッパ大陸唯一のメジャー大会として新たなスタートを切る。

世界ランキングによる出場資格は上位40位（13年9月3日時点）までだが、当週は日本のメジャー戦｢日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯｣と開催が重なるため、日本ツアー組からのエントリーはゼロ。日本勢は、米ツアープレーヤーの宮里藍、宮里美香、上田桃子、上原彩子の4選手が出場を予定している。

宮里藍にとってエビアンは、前身の「エビアンマスターズ」で09年に米ツアー初優勝を手にした思い出の地。さらに11年には大会2勝目を飾り、米ツアーで複数優勝を遂げた唯一の大会でもある。それだけに高まるメジャー初制覇への期待。パー72だった開催コースは今年からパー71へと大幅な改修が加えられ、コース名も「エビアンマスターズGC」から「エビアンリゾートGC」へと改称されるなど、“メジャー仕様”へ生まれ変わった。コースとの好相性が続くのか、注目したい。

ディフェンディングチャンピオンは、今季6勝を挙げるなど賞金ランキングトップを独走する朴仁妃（韓国）。「全英リコー女子オープン」では前人未踏の同一年度メジャー4勝目を逃したが、今年最後のメジャーでまた新たな歴史を築けるか。

【主な出場予定選手】
朴仁妃、宮里藍、宮里美香、上田桃子、上原彩子、チェ・ナヨン、P.クリーマー、フォン・シャンシャン、K.イシェール、C.カー、S.ルイス、S.ペターセン、M.プレッセル、リュー・ソヨン、L.トンプソン、K.ウェブ、M.ウィ、L.コー（アマ）