2002年 モービルLPGAトーナメント of チャンピオンズ

ソレンスタムの優勝を阻むべく、同郷のコークが好スタート

2002/10/11 09:00

米国女子ツアー「Mobile LPGA トーナメント オブ チャンピオンズ」が開幕。この大会は2000年から先週までのトーナメント優勝者と、ゴルフ殿堂入りを果たし、現役プレーヤーのための大会となっている。ツアーのチャンピオンばかり34名が出場している。

初日スコアを伸ばしたのは、スウェーデンのカリン・コークだった。4番パー5でバーディを奪ったコークは、5番のパー4では2打目を直接カップインするイーグル。6、7番でも連続バーディを奪った。そして、11番ホールからも4連続バーディを奪う怒涛のバーディラッシュで10アンダーをマークした。

先日行われた米国、欧州のチーム対抗戦「ソルハイムカップ」では、前回大会から続ける連勝記録を伸ばし、チーム戦では敗れてしまったが、個人戦は1回の引き分けがあったが無敗を続けている。勝負強さは抜群のコークが、このまま逃げ切れるのか注目だ。

首位に3打差の7アンダーに、韓国の朴セリがつけている。こちらもノーボギーの好ラウンドで7つのバーディを稼いだ。賞金ランキングでは、2年連続での2位が見えてきた。

そして、6アンダーの3位グループに女王アニカ・ソレンスタムがいる。今シーズンすでに9勝しているソレンスタムは、残り5試合で4勝してシーズン通算13勝を狙う。もし、5戦全勝した場合にはツアー新記録となるが、まずは今週にその大記録がかかっている。

初日のソレンスタムは、無理をしないステディなゴルフで確実にバーディを6つ奪った。先週も最終日に爆発して優勝をさらったが、今週もここから徐々にスコアを伸ばし優勝してしまうのだろうか。

また、ソレンスタムの最大のライバルと言われるカリー・ウェブは、4アンダーで9位に入っている。今シーズンのウェブは、バーディを奪うがミスも多く、なかなか優勝争いに絡めていない。シーズン終盤に入り、意地を見せてもらいたいのだが。

2002年 モービルLPGAトーナメント of チャンピオンズ