2002年 全米女子オープン

ついにアンダーパーは、アニカ・ソレンスタムだけになってしまった!

2002/07/07 09:00

米国女子ツアーメジャー大会「全米女子オープン選手権」3日目。この日も、スコアを伸ばす選手は減少、予選を通過した中でも大叩きをする選手が目立った。ただ一人悠々とラウンドしているように見えたのがアニカ・ソレンスタムだった。

アウトコースでバーディを稼いでいるソレンスタムは、3日間連続で2ストロークずつ伸ばした。7番ホールでこの日3つ目のバーディを奪い4アンダー。独走態勢に入るかと思われた。しかし、ソレンスタムにも鬼門となるホールができてしまった。

12番から14番までの3ホールは、好調のソレンスタムをも苦しめる難関となっている。初日に3ホール全てでボギーを叩いてしまい、2日目は13番でつかまった。そして3日目は、12、14番でボギーを叩き、すんなり通過することはできなかった。

前半の貯金を使い果たし、この日はイーブンパーで伸ばすことができなかった。しかし、周りの選手がスコアを落としているため、2アンダーで単独首位になった。アンダーパーはソレンスタムだけ、2位のジル・マッギルがイーブンパーで耐えている。

この日アンダーパーでラウンドした選手は7名。もっともスコアを伸ばしたのは、朴セリローラ・デービースの2人。デービースは4番から7番ホールまで、4連続バーディを奪い68をマーク。6オーバー10位まで上がってきた。

また、5月の全米女子プロに続きメジャー2連勝を狙う朴は、初日から大きく出遅れていたが、この日2つスコアを伸ばし7オーバー17位まで浮上している。しかし、首位のソレンスタムとは9ストロークあり、逆転優勝は難しい。

今週は、カリー・ウェブが3連覇なるか、ということで話題が豊富だったが、ウェブはあっさり予選落ち。こうなったら、ソレンスタムがどこまで伸ばしてくるかが、注目の的に切り替わったようだ。

ソレンスタムが、今シーズンの7勝目、メジャー2勝目に王手をかけた。

2002年 全米女子オープン