テレサ・ルーが2014→15年の2連勝! 穴井詩はまたも届かず
2015/03/08 14:13
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日◇琉球GC(沖縄県)◇6529yd(パー72)
2015年開幕戦を制したのはテレサ・ルー(台湾)。昨季最終戦に続く“年またぎの2連勝”となった。1打差の2位から出ると、7バーディ、ノーボギーの「65」をマークし通算14アンダーとして優勝。昨年12月の「LPGAツアー選手権リコーカップ」からの連勝を飾った。シーズン越しの連勝は、10年の最終戦と11年の開幕戦を制した朴仁妃(韓国)以来。
前半に2つのバーディで前日首位の穴井詩を追走したルーは、後半に入ると猛チャージをかけた。11番(パー5)は約5mのイーグルパットこそ外したが難なくバーディとして穴井に並び、続く12番では2連続バーディ。同組の穴井がこのホールでボギーを叩いたためついに逆転した。「試合が終わるまで自分のプレーに集中していた」と、最後までスコアボードを見なかったルーは、攻めのプレーを貫いて、さらに3つのバーディを奪って逃げ切った。
「シーズンは長いので、初戦を制したからといって(賞金女王は)まだ考えていない。ここから、ほかの選手も徐々に調子を上げてくる。優勝はうれしいけど、それ以上にうまくなりたい」。2013年の「ミズノクラシック」でツアー初優勝、昨季メジャー2勝を含む3勝を挙げた27歳は、これで通算勝利数を「5」に積み上げた。
2位には、6ストローク伸ばして通算10アンダーとした森田理香子が入った。単独首位からスタートした穴井詩は、4番(パー5)でイーグルを奪って一時は3打差に拡げたが、その後は勢いを失い、結局9アンダーの3位。プレーオフで同じくルーに敗れた昨季最終戦に続いて、初優勝を逸す結果となった。