諸見里しのぶが独走でメジャー2連勝!2週連続で今季6勝目を飾る
岐阜県関市にある岐阜関CC東Cで行われている国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」の最終日、晴天に恵まれた会場には今季1日のギャラリー数としては最多の16,672人が来場。4日間累計でも今季最多となる32,797人が訪れてメジャータイトルの行方を見守った。
3日目を終えて2打差の首位に立つ諸見里しのぶ。ここまでショット、パットともに好調で不安要素はないかと思えたが、1番パー5から驚きのプレーが出る。2打差で追いかける馬場ゆかりが先に2オンに成功した直後の諸見里の第2打。フェアウェイから5Wでグリーンを狙ったが、これが大ダフリで100ヤード程しか飛ばずに右のラフへ。このホールをボギーとしてしまう。
3番でもグリーンを外してボギーとし、僅か3ホールで馬場に並ばれてしまった。「それまで、全然緊張していなかったけど、ボギー、パー、ボギースタートだったので、行っちゃう所まで行っちゃうんじゃないかと思った」という諸見里。しかし、続く4番で残り174ヤードから5Uで放ったショットが30cmに付くスーパーショット。同じホールで馬場がボギーを打ち、再び2打のリードとなった。
これで流れを取り戻した諸見里は、崩れる上位陣を尻目に堅実なプレーを見せ、終わってみれば2位に6打差をつけてのぶっちぎり優勝。自身初の2週連続優勝でメジャー大会2連勝、今シーズン6勝目で賞金ランキングでは2位に4,000万以上をつける独走態勢に突入した。
「優勝したい、メジャーを勝ちたい、グランドスラムを達成したい、2週連続Vをやってみたいという色んな感情の中で回って辛かった。これがメジャーの重みかと考えながらプレーしていた」という諸見里。それでも、「100%の力を出して、倒れてもいいと思いました」と、充実の表情で振り返った。
通算イーブンパーの2位に入ったのは、この日「69」で回った全美貞(韓国)。この2位で、賞金ランキングでは横峯さくらを抜いて2位に浮上した。通算1オーバーの3位タイには、馬場ゆかり、有村智恵、飯田マリアの3選手。通算3オーバーの6位タイに、森田理香子、古閑美保、ニッキー・キャンベル(豪州)、菊池絵理香が続いている。横峯さくらは、通算4オーバーの10位タイ、上田桃子は通算6オーバーの16位タイに終わっている。