原田香里、堂々の今季2勝目
前日から意欲を燃やしていた原田香里が着実にスコアを伸ばして逃げきり勝利。今週の原田は強かった。これで今季は2勝目。賞金ランキングでも3150万円としてトップに躍り出た。
しかしラウンド内容は決して万全ではなく、いきなり3番ショートホールでボギー。「昨日までのショットが出なくて練習場から不安だったんです。そしたら3番でボギー。落ち込みかけてしまったんですが、すぐ4番でバーディが来たので、まだやれる!と・・」
14番15番の連続バーディでほぼ優勝は見えてきたが、最後まで気を抜かないようにプレーしたという。「2勝目で着々と計画は進んでいるという感じです。1番になるって気持ちいいじゃないですか」と胸を張った。
福嶋晃子に対するライバル意識がないといったら嘘になる。しかし「原田も頑張ってるんだ、という気持ち」をいちばん如実に反映するのが賞金女王。プロなのだから勝つことが賞金となって反映される、いわば実力のメジャーだ。 「これまでは勝った次週はつい気が抜けてしまっていたけど、気を抜かないようにしたい。来週も再来週も、できることなら優勝したいです」
福嶋晃子はまだ本調子が取り戻せない。インコースでボロボロとホギーを叩いての74。「まだ完全復活には時間がかかるという感じ。結果じゃなくて内容ですから。今の調子だったらこんなものじゃないんでしょうか」
開き直ったコメントのようにも聞こえるが、実は「まだ反省までいってない」心理状態なのだという。反省はこれから。家に帰ってからじっくり反省するのだという。
野呂奈津子はスコアを2つ伸ばしての単独2位。アウトでは伸ばしたがインに入ってからストップしてしまった。「10番のロングで取りたかったんですけど・・。取れなかったのがショックというか、ショットがからまなくなってしまいました」
それでも単独2位。「悔しさも少しはあるけど、まぁまぁです」