そしてアンダーがいなくなった・・
雨の3日目。予想とおりスコアは伸び悩み、アンダーパーでプレーした選手はわずか2人。前日まで1アンダーだった肥後かおりもトータル2オーバーまでスコアを落としてしまった。しかし、それでも首位はしっかりキープ。
岡本綾子も大きく後退した。一気に名前と顔を売った土屋陽子も80を叩いて12位グループへ沈んだ。ここまで大健闘の古閑美保は井上景湖と並ばれてしまった。明日はローアマ争いが激しくなる。
肥後かおりもよく叩いた。出だしこそ2連続バーディは幸先よかったが、以後は13番まで5ボキー。15番で一つ取り戻して16番をボギー。結局3日目は75だ。
「最高のスタートだったのに今日はティショットが曲がった。曲がると水をふくんでるから難しいです。男子くらいの力がないと飛んでいかない。ダボにだけはならないようにとプレーしました」
2位の那須美根子は肥後の葛城GCでの後輩になる。「今、キャディやってる子と一緒だったんです。でも私より、向こう(那須)の方がイヤでしょうね」
「パターからショートアイアン、ドライバーまで、やりたいことがいっぱいある。とにかく今は早く練習場へ行きたいです」とベテラン肥後は言う。「1ストローク差なんて無いも同然。今日で5ラウンド目で疲れてはいますが、明日も集中したいです」
その後輩・那須美根子は全員が苦しんだ3日目を5バーディ、4ボギーとアンダーでラウンドした。「バーディ数は昨日より多いので上出来は上出来ですね。ガマンもできました」
なぜか那須が上位にくると先輩の肥後と回ることが多い。たとえば去年の明治乳業(肥後が優勝)、今年のニチレイでは最終組の一つ前で一緒になった。まだ肥後に勝ったことはない。「なんとかいい成績出したいですね。ニチレイの頃は肥後さんと飛距離も同じくらいだったんですが、今週は飛んでないです。甘いもの食べすぎて10キロ太ってしまって・・・」
ま、お好きなように。
3位タイの芳賀ゆきよはパープレーがひたすら続き、ボギー2つだけというラウンドだった。「バーディチャンスが取れなかった。3ホールはチャンスがあったんですが。伸ばせなかったのはパッティング。打ててないです。明日はみんな同じでしょうが、やはりガマン。今日もガマンは出来たんですが、バーディ取れなかったのが悔しい」