米山みどり、危なげなくツアー2勝目
最終日も全体にスコアは伸び悩んだ。追走グールプに3打差をつけてスタートした米山みどりが危なげなく36-36のパープレー。2位黄玉珍をかっちり3ストローク離してのホールアウト。去年のフジサンケイに続くツアー2勝目をあげた。決して万全とはいえないショットだったが、それなりにまとめる力はさすが米山。今年の目玉になりそうな予感すらする。
米山みどりは5番でバーディ先行。9番、13番をボギーにしてしまったが16番でイーブンに戻してほぼ勝利を確定。17番のボギーにも動じることなく18番はグリーン外から放りこんでおまけのバーディとした。
「ショットは悪かったんですが、インに入って1打差に詰められてからはフッ切れてしまいました。鬼沢さんが7番9番とバーディバーディ。もう思い切りやろうという気持ちになれました。ショートパット、9番は外しましたがそれ以外はなかったかな。ショートパットを外さなかったのが大きいですね」
このコースはアマチュア時代、初めて予選を通ったコースなのだという。「だからかコースに対する悪いイメージがないんです。グリーンが固いとかいいますけど、ピン位置によっては狙っちゃいけない場所があって、グリーンを外してもバンカーでもパーが取れるとか・・」
去年の初優勝にくらべると、気分がかなり違う。「今回は周囲が見えてました。自分だけの世界ではなかった。シーズン早いうちに優勝しようと思い描いていたのが実現できた。すごい価値のある優勝です」
鬼沢信子にとっては貴重な1日だった。「いい緊張でした。気持ちよかった。米山さんはいいゴルフをしてましたね。ボギーを打たないゴルフ。だから自分はバーディとって攻めていこうと思ってたんですが・・」 バーディは3コ。しかしボギーは4つ出てしまった。「大きな自信になりました。来週は地元(ホームコースは那須小川)です。頑張ります」