2001年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

肥後が6バーディで逃げ切り体制に入った

2001/11/24 18:00

国内女子ツアーの今シーズン最終戦「LPGA ツアー選手権 リコーカップ」の3日目。この日も晴天に恵まれ、上位陣は順調にスコアを伸ばした。

最もスコアを伸ばしたのは、初日から首位をキープしている肥後かおりだった。5番ホールで3メートルのバーディパットを沈めると、9番でも3メートル。10番ではおよそ10メートルを決めるなどショット、パットともに噛み合い6バーディ、ノーボギーの完璧なラウンドだった。

17、18と上がり2ホールを連続バーディで締めくくった肥後は、2位に4ストロークのリードを持って最終日を迎える。現在の賞金ランキングは3位の肥後は、この試合で優勝すると1500万円が加算される。2位の天沼との差は1300万円となっており、天沼がこの試合で順位を落としていることもあり、逆転も可能となっている。

賞金女王という名誉は誰もが欲しいモノだが、2位になると翌年の海外メジャー招待を受けられるなど、その価値は大きい。肥後としても1999年の3位を上回る実績をあげたい。

また、肥後と同じく初日から首位を並走する服部道子は、グリーンを捕らえるもののパッティングがことごとく決まらず、この日はイーブンパーで4位に後退した。

首位に4打差、8アンダーには、前日65のコースレコードタイ記録をマークした藤井かすみと、終盤チップインバーディなどを決めてスコアをのばしてきた塩谷育代が並んでいる。

優勝して、逆転で賞金女王の座を狙っていた天沼知恵子は、この日もスコアを伸ばせず通算5オーバーで最下位に後退。肥後に2位の座を奪われるピンチに立たされた。そして、2年連続での賞金女王に片手をかけている不動裕理は、この日イーブンパー。通算2アンダー8位と無難な位置にいる。

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