逃げ切った!山口裕子が通算1オーバーでツアー2勝目
2008/04/06 18:29
静岡県にある葛城GC山名コースで開催されている、国内女子ツアー第4戦「ヤマハレディスオープン葛城」の最終日。初日から単独首位に立った山口裕子が、2日目には2位に4打差をつけ、唯一アンダーパーの4アンダーで迎えた。
前半8番パー3でバーディを奪い、5アンダーまでスコアを伸ばした山口は、この時点で2位とは6打差。独走状態に入るかと思われた。しかし、難コースは容易く逃げ切ることを許さなかった。
9番でボギー、10番はダブルボギー。山口は、さらに12番でもダブルボギーを叩き、14番でボギーを叩いた時点でついに通算1オーバー。2位との差はあっという間に1打となってしまった。17番では、同じ最終組の辛ヒョンジュ(韓国)と共にボギーを叩き迎えた18番パー5。3打目のアプローチ勝負で辛が下り2.5メートル、山口はピン横2メートルに付けた。
先に打った辛のバーディパットはカップをすり抜け、フックラインを読みきった山口はバーディを決めた。7年ぶりのツアー2勝目を飾った山口は、今季開幕戦から好調を維持。「オフシーズンのトレーニングや練習が上手く行ったので、良いイメージでシーズンに入れました」。昨年は前半予選落ちが続き悔しい思いをしただけに、今回の優勝は初優勝のときよりも嬉しいという。
2位は3オーバーの上原彩子と辛ヒョンジュ。4位タイは5オーバーの中田美枝、李知姫、福嶋晃子の3人。7位タイには7オーバーでウェイ・ユンジェ、有村智恵、そしてアマチュアの森田理香子が並んだ。