不動の3連勝を止めたのは、李のシーズン3勝目!!
国内女子ツアー第10戦「We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフトーナメント」が6月12日(木)から6月15日(日)までの4日間、兵庫県にあるジャパンメモリアルGC で開催された。初日から好スコア続出で、ハイレベルなスコアでの優勝争いが展開された。
最終日を14アンダーで迎えた韓国の李知姫に対し、4打差で追いかける台湾の魏ユンジェ。さらに、3試合連続優勝を狙う日本の不動裕理が猛チャージによる3人の優勝争い。アジア3国それぞれ代表格の実力を持つ選手の闘いになった。
不動は15アンダーでフィニッシュ。最終組の李と魏が16アンダーでホールアウトしプレーオフに突入。その1ホール目、2オンに失敗した李が、パターでチップインバーディを奪うと、2オンした魏が5メートルのバーディパットを外し決着がついた。
最終日の勢いは追いかける不動、そしてバーディを奪うたびに雄叫びを上げる魏に傾いていた。16番では首位の李が痛恨の池ポチャで一気に差が縮まると、17番で魏が4メートルのバーディパットを沈め16アンダーに追いついた。しかし、今シーズン2勝している李は、動揺することなく冷静なゴルフを続け3勝目を挙げている。
3試合連続優勝を狙う不動は、最終日を首位と7打差で迎えた。2番パー5でバーディを奪った後、7番ホールから5ホール連続のバーディを奪うなど7ストローク伸ばした。この日の不動はアイアンショットが計ったようにピンに絡み、バーディを奪ったホールは1メートル程度にピタリとつけた。
しかし3番から5番まで、約2メートルにつけたバーディパットを決められなかったため、2人に追いつくことが出来なかった。64ストロークはコースレコードタイであり、自身のベストスコアとも同じ。優勝こそ逃したが、その存在感を強烈にアピールしている。
また、この大会は5人のアマチュアが決勝ラウンドに残った。ベストアマになったのは4年連続で出場している宮里藍。ライバルの横峯さくらが最終日にスコアを崩したが、宮里は2ストローク伸ばし通算8アンダーの13位タイ。3年連続での受賞となった。