アニカ・ソレンスタム貫禄の9打差逃げ切り優勝!!
2003/05/11 00:00
国内女子ツアー第5戦「ニチレイカップ」が、東京よみうりカントリークラブで開催された。今年の目玉は、やはり世界ナンバーワンのアニカ・ソレンスタム。そのソレンスタムが、2000年の大会でカリー・ウェブが記録した9打差に並ぶ大差で優勝を飾った。
最終日、2位に5打差でスタートしたソレンスタムは、1番ホールのティショットをフェアウェイ左サイドのバンカーに入れピンチを迎えた。アゴまでの距離がなく、さらに頭上には枝が張り出した状況でうまく脱出しパーセーブ。続く2番もアプローチが冴え、3、4番の連続バーディにつなげた。
9時30分のスタート時には穏やかだった風が出始め、その後はボギーを叩く場面もあったが、通算13アンダーでホールアウト。最終18番は2日連続のボギーになったが、危なげないラウンドだった。
表彰式が終わるころ、この時間まで待っていたかのように雨が降り始めた。ソレンスタムは次週は休養を取り、その翌週には米男子ツアーの「バンクofアメリカコロニアル」に出場する予定になっている。
4アンダーの2位には不動裕理、服部道子など6人が並んだ。ディフェンディングチャンピオンの不動は、調子が上がらない状態だったが最後は帳尻を合わせ、日本の女王の意地を見せた。また、予選2日間と最終日にソレンスタムとラウンドした藤井かすみは、前半スコアを伸ばしたが、中盤連続ボギーでスコアを崩し3アンダー8位タイで終了している。
また、今大会はアマチュアの活躍も目立った。ベストアマに輝いたのは、通算アンダーで11位タイに入った横峯さくら。初日好スタートを切った宮里藍と同じ高校3年生のライバル対決は、6打差で横峯が制した。