横峯さくらが通算8アンダー単独首位!
◇国内女子◇LPGAチャンピオンシップリコーカップ 2日目◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6467ヤード(パー72)
今季のツアー優勝者と賞金ランキング上位25位以内の総勢30人による戦いは、2日目を終えて地元宮崎県在住の横峯さくらが、スコアを3つ伸ばして通算8アンダーの単独首位に浮上した。
6番で今大会初のボギーをたたいた横峯だが、パー5の2ホールを含む4つのバーディを奪い2位以下に1打差を付けて大会3日目を迎える。
通算7アンダー単独2位は横峯と首位で並んでいたイ・ボミ(韓国)。通算6アンダー3位タイは茂木宏美、李知姫(韓国)、朴仁妃(韓国)の3人。通算5アンダー単独6位に辛ヒョンジュ(韓国)、通算4アンダー単独7位に2番パー5でイーグルを奪った笠りつ子が続いている。
前週の大会直前に今季の賞金女王を獲得が決定した全美貞(韓国)は、この日2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず通算2アンダー12位タイと静かなゴルフが続いている。
<さくら、引き続きパットに好感触>
初日に引き続いてパットは好調。スタートホールの1番では2.5mのチャンスを逃してパー発進としたが、続く2番(パー5)では残り90ヤードの3打目からピン手前2mにつけたチャンスを確実に沈め、バーディを先行させる。
続く3番では、ティショットをフェアウェイに運んだものの、フェアウェイ右サイドに生える木の真裏に止まる不運。しかし、低いドローボールで木の右側からボールを回し、グリーン手前の花道まで運ぶナイスリカバリー。アプローチもしっかりと寄せてパーで乗り切り、同じ最終組で回るイ・ボミとの並走が続いた。
6番では、グリーン手前のカラーから「あそこのロングパットだけタッチが合わなかった」と、残り20mの3打目をパターで寄せきれずにボギーとするが、「あとは良い感じだった」とパットのリズムを乱すことなく9番(パー5)で4mを決めてバーディ。折り返し後も13番(パー5)で5m、17番で2mを入れてバーディを重ね、単独首位の座を射止めた。
ショットに関しては「左に行くことは無くなったけど、左を嫌がってヘッドアップし、右というケースが多かった」と、首位を走る今も課題とする部分は残っている。「最終的には自分を信じてスイングできれば、結果はついてくると思っています」と、自らへの期待を言葉にこめた。