リーチ一発!不動裕理が史上最年少ツアー通算30勝達成
2004/07/25 18:00
北海道美唄(びばい)市にあるアルペンゴルフクラブ美唄コースで行われている、国内女子ツアー第15戦「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」の最終日。あいにくの曇り空の中行われたが、30勝まであと1勝に迫った不動裕理が首位。1打差の2位には、先日世界ジュニア大会5連覇を達成したアマチュア14歳の金田久美子(名古屋女大中3年)が最終組となり、大会は大いに盛り上がった。
不動は6番でバーディが先行するも、8、9番で連続ボギーを叩き前半を通算2オーバーで折り返す。一方、金田は前半を2バーディ2ボギーでラウンドして不動に並んだ。しかし金田は、11番でボギーを叩き再び不動にリードを許してしまうと、14、15番で痛恨の連続ボギーを叩き、不動とは3打差に開いてしまった。最終18番でも池につかまりボギーで終えた金田は、高又順と並び通算6オーバーの3位タイでフィニッシュしている。
後半に入っても淡々と自分のゴルフをしていた不動は、パーセーブで切り抜け通算2オーバーでフィニッシュ。2位の魏ユンジェに3打差をつけた不動が、ついに念願のツアー通算30勝を達成した。
1992年以来、12年ぶり6人目の快挙となった不動。樋口久子が達成した29歳の記録を抜き、27歳で永久シードを獲得した。今年でプロ9年目、そのうちわずか1年半で30勝のうち15勝を挙げている。ますます強さに磨きのかかった不動の活躍に期待したい。
そのほか、宮里藍のライバルとして注目を集めている横峯さくらは、この日バーディが奪えず苦しい展開で、スコア80の大叩きをしてしまった。結局通算13オーバーの26位タイで大会を終えている。なお、横峯は8月に行われるプロテストを受験しプロへ転向する予定。